日向 亘
「ドラマ出演が続いていることが本当にありがたい」
『仮面ライダーリバイス』でブレイク。昨年は念願だったという大河ドラマにも出演し、老若男女問わずその演技力で魅了し続ける日向 亘さん。今年で俳優デビュー5周年を迎え、順風満帆な俳優人生を歩んでいるように見えるが、どのような思いで役者という仕事に向き合ってきたのか。ざっくばらんに言葉を紡いでくれました。
芸能界入りのきっかけとなった
「HORIPRO MEN’S STAR AUDITION」で
グランプリを受賞してから5年。
振り返ってみると、どんな5年間でしたか?
お仕事を始めて1、2年は、オーディションに沢山落ちました。ドラマ『姉ちゃんの恋人』にレギュラー出演できたときは、すごく楽しくて。この仕事をずっと続けたい!もっとやりたい!と思ったんです。でも、次に『仮面ライダーリバイス』が決まるまで1年ぐらい空いてしまって。その間、お芝居をしたいのにできないというもどかしさがものすごくありました。意欲とエネルギーに満ち溢れている時期になかなか仕事と縁がつながらなかったので、すごくしんどい時期でしたね。でも、そこからはありがたいことにドラマへの出演が続いているので、今はありがたい気持ちでいっぱいです。
そんなしんどい時期に、どうやって
モチベーションを保っていたのですか?
とにかく映画をめっちゃくちゃ観ました。毎週TSUTAYAへ行って、DVDを借りてきて。
たくさん映画を観たことが、今のお芝居に
生きていると感じることはありますか?
めちゃくちゃ生きていると思います。そのときに、作品を観ながら“こういうお芝居のやり方おもしろいかも”と感じたこととかが、自然と……そんな意識せずにだと思うんですが、取り入れられているんじゃないかな、とは感じます。
2023年は、大河ドラマ「どうする家康」への
出演も。素晴らしい真田信繁でした。
ホントですか!?うれしいです!大河出演に対しては、反響がスゴかったですね。
大河で経験したことは、大きかったですか?
大きかったです。やっぱり、大河出演は目標の一つでもありましたし。何より、めちゃくちゃ楽しかったです。
大変さよりも楽しさのほうが大きかった?
そうですね。というか、大変さはほとんど感じなかったです。
そうなんですか!?
楽しい!しかなかったです。
どんなところが楽しかったのですか?
やっぱり、あの時代(戦国時代)を生きられたことですね。僕はいつも、ホントに単純なところで楽しんでるんですよね。もちろん、お芝居の無限にある……どこまで追究していっても終わりがないという奥深さもおもしろいんですが、時代劇のセットのなかで甲冑を着て、つけヒゲをつけてもらって。そういうシンプルなことなんですよ、僕の楽しいって。“うわー、鎧着てる!”“うわっ、俺、真田信繁演ってる!”みたいな(笑)。それぐらいシンプルなところで、今までやってきた気がします。僕は好奇心が強いので、何事も楽しもうという気持ちが大きいのかもしれないですね。
今後やってみたい役や、挑戦してみたい
ジャンルのお仕事は?
それはもう無数にあって、一つ“これ!”とは言えないんですけど……学生の役も、できるうちにたくさんやりたいし。二十歳になって大人の仲間入りをしたので、大人の役もやってみたいし。それこそ教師の役とか。
日向亘
ひゅうが わたる
2004年3月18日生まれ。
おひとりでのご出演は、約1年ぶりでしたが、さすがのトーク力とコミュニケーション力でした。どんな場面でも明るく周りと打ち解けてしまう日向さん。ご自身のお仕事でのモチベーションの保ち方もとても面白く、お話をしていただいたお部屋は常に笑いと笑顔で溢れていました。以前のお話と変わらず、お仕事に対しても変わらず楽しくてたまらないという言葉にホッとしたスタッフでした。
いつもご出演ありがとうございます!これからのご活躍も心から応援しております!
最近の出演作に、テレビドラマでは、テレビ朝日『マルス-ゼロの革命-』(‘24)フジテレビ『うちの弁護士は手がかかる』(‘23)、毎日放送『君となら恋をしてみても』(‘23)、NHK『大河ドラマ どうする家康』(‘23)、TBS『ペンディングトレインー8時23分、明日君と』(‘23)、などがある。4月19日スタートテレビ朝日金曜ナイトドラマ『JKと六法全書』に渡辺悠役でレギュラー出演する。
『作品情報』
【タイトル】カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』
【放送枠】4月1日(月)よる9時 (カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
【出演】反町隆史
岡崎紗絵 小手伸也 八木莉可子 畑芽育 日向亘 / 鈴木浩介
池内博之 山崎裕太 窪塚洋介 徳山秀典 小栗旬 藤木直人
松嶋菜々子
【原作】藤沢とおる『GTO』(講談社「少年マガジンKC」刊)
【脚本】山岡潤平
【音楽】福廣秀一朗
【主題歌】 「POISON」 BLUE ENCOUNT × Takashi Sorimachi(ソニー・ミュージックレーベルズ)
【プロデューサー】安藤和久 河西秀幸 田端綾子
【演出】深川栄洋
【制作協力】メディアプルポ
【制作著作】カンテレ
<ストーリー>
鬼塚英吉(反町隆史)が赴任するのは、私立相徳学院高校。この高校で問題となっているのは、フォロワーが200万人近くいる暴露系インフルエンサー“裁ノカ笑”。有名人も一般人も関係なく、どんなネタでも詮索&拡散して炎上させており、これまでに相徳学院の教師や生徒が何人も晒されてきた。あまりに狙われるため、校内に“裁ノカ笑”にふんする犯人がいるのではないかとのうわさもあり、生徒たちは日々お互いの顔色を伺い、疑心暗鬼になりながら学校生活を送っている。そんな相徳学院で働くのが、事なかれ主義の教頭・富士山田剛司(小手伸也)。そして、3年1組の担任で、生徒にはあまり介入すべきでないというスタンスで教師をしている、日本史教師の綾原美結(岡崎紗絵)。鬼塚はそのクラスの副担任をつとめることになる。3年1組の生徒には、 2人で暮らす仕事一筋の父・市川晃一(鈴木浩介)と関係がうまくいっていない、優等生キャラの市川すずか(八木莉可子)。仲の良い両親のもと幸せに暮らしていたが、父の会社の不正が“裁ノカ笑”に暴かれ倒産してしまった、遠藤凛(畑芽育)。野球の推薦で入学するも、ケガによって野球ができなくなってしまったことで、父親から日々ののしられている、宇野晴翔(日向亘)。そんな悩みを抱えた令和の高校生を前に、鬼塚はどんな熱血授業を繰り広げるのかー。
※Item Credit
ブルゾン5万600円、シャツ3万4100円、カットソー1万2100円、パンツ3万7400円、スニーカー3万8500円(すべてラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL 03-3470-6760)
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:佐々木麻里子
スタイリスト:五十嵐堂寿
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿