森愁斗×椿泰我
森くんは、僕にはできない芝居をちゃんとできる
ダンス&ボーカルグループ・BUDDiiS のメンバーとして活躍し、2022年『君の花になる』(TBS)でドラマ初出演後、ドラマ『ぼさにまる』(フジテレビ系)ではトリプル主演を務め、現在公開中の映画『口に関するアンケート』にも出演中と、幅広く活躍中の森愁斗さん。7人組グループ・IMP.のメンバーとして活動するほか、映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』や、IMP.主演舞台『IMPACT』に出演するなど、俳優としても精力的に活動を行う椿泰我さん。映画『ウォーターガーディアンズ』で共演した2人に、お互いに役者として刺激を受けたことのほか、それぞれのグループについてのお話も伺いました。
今回、映画『ウォーターガーディアンズ』で共演して、お互いに刺激を受けたことはありますか?
森愁斗(以下、森):椿くんは、撮影前の講習を受けながらちゃんとメモをとったり。撮影現場でも、「ここは、もうちょっとこうしたほうがいいですか?」とか、積極的に聞いたり。すごく熱心な方なんだなと思いました。
椿泰我(以下、椿):恥ずかしい……けど、たしかにいっぱいメモをとっていましたね。レスキューボード1つとっても、箇所ごとに全部、名前があったりするし。どこをどのシーンで使うかとか、そこで戸惑ったり手間取ったりしていたら、違和感があるじゃないですか。海翔と颯真は常に1位と2位を争っているという設定で、嘘っぽく見えるのはイヤだったので、そこはしっかりとやらなくちゃと思って。
椿さんから見た、森さんのお芝居や立ち振舞に関しての印象は?
椿:めちゃめちゃ器用なんだなと思いながら見ていました。なんでも、すぐにこなしちゃうし。森くんは、ハレル家チームのメンバーといることが多いんですけど、そこでの座長感とかもそうだし、場の空気の作り方も含めて、ホントに器用なんだろうなって。僕は海翔のライバル役で、チームが違ったというか。
森:そうですね。
椿:“現場でみんなでワイワイ”とかはあまりなかったので、こうやって2人で取材を受けるまで、森くんが人見知りだなんて思いませんでした。
実は椿さんも、みなさんと一緒にワイワイしたかったとか?
椿:いや~、僕は人見知りなので、全然その感情にはならず。ライバル役でよかったなと思っていました(笑)。
森:フフフ。
椿:海翔は、ホントに颯真とキャラが違いすぎて! 海翔の髪の長さやチャラさにちょっとイラッとしたり(笑)。
森:あははは!
では、森さんは素でもライバル的な存在だった?
椿:素でライバルでした。森くんは、僕にはできない芝居をちゃんとできるんですよ。急にTシャツを脱いで「おい、待てよ!」みたいな芝居は、何回見ても俺にはできないなって思うので……。
森:わははは!
椿:スゴいなと思います。
共演する前と後とで、お互いの印象は変わりましたか?
椿:顔合わせの日の森くんのビジュアルと、海翔のビジュアルのイメージが一緒だったんですよ。デニムに、ちょっとピチッとした白Tをタックインして、デカめのバックルをして~って。
森:あははは!
椿:人見知りの僕としては、バックルデカいぞ! ちょっと用心しなきゃ! と(笑)。でも、僕もアクセサリーをつけたり、半ズボンだったりしたので。たぶん、お互いにちょっと“おっ!”って。
森:うん、“おっ!”ってね。人見知りで自分からいけないからこそ、見た目を派手にしがちなんですよ(笑)。不安を隠すために。
椿:わはは! まぁ、そういう雰囲気のまま撮影に入ったんですけど。ずっと炎天下での撮影なので、みんな、後半はバテてくるじゃないですか。となったときに、普段の僕のIMP.内での立ち位置というか、明るい方向の素をちょっとずつ出し始めて。“あれっ、椿くんって真面目な人かと思ったけど、もしかしてふざける人なんじゃないか!?”とバレ始めた……ぐらいのときに、撮影が終わりました(笑)。
森:まさしく(笑)! 椿くんも僕も人見知りで。人見知り同士でぶつかると、けっこう空気が終わるんですけど(笑)。でもライバル役だから、そういう空気感に助けられている部分もあるかなと思っていたんです。それが、撮影の中盤ぐらいから徐々にキャラが見えてきて、“あれっ、こういう人だったんだ!?”って。
椿:あははは!
森:もうちょい早めに知りたかったな、というのはありましたね。
お互いが所属するグループについては、どのように認識していたのでしょうか。
森:僕は、(IMP.の)YouTubeとかも拝見したことがあって……あっ、顔合わせの後に見たのかな? なので、あれっ、キャラが違うなと。
椿:たしかに(笑)。
森:でもまぁ僕も、そういうキャラと認識していたとしても、初っ端でガツガツいけるタイプではないので。逆に、中盤ぐらいで(キャラを)出してくれてよかったのかもしれません(笑)。
椿:僕もBUDDiiSさんの映像を見て、あっ、こういうビジュアルでパフォーマンスするときもあるんだ!? と。IMP.とは全然違うカラーだなと思ったんですけど、それを伝えて会話を広げる力がないという(苦笑)。
森:あははは!
椿:会話が上手な人って、「曲聴いたよ。いいね!」とか、簡単に言えるじゃないですか。でも僕は、なんかいやらしく聞こえないかな? とか、いろいろと考えてしまって、結局なにもしゃべれないんですよ。
森:わかります。
椿:仲良くなりたい気持ちはすごくあるんです。でも、お互いに“(相手から)きてほしい”タイプなので……。
森:全然いかないっていう(笑)。
椿:ちゃんと話したのが、こういう取材のときでしたね。撮影から1年経って、やっと(笑)。
森:一番話しましたね。
タイトルにある「ガーディアン」には守護者という意味もありますが、お二人が守りたいことやモノ、存在などはありますか?
椿:えーっと、めちゃくちゃ100点の答えを出すんですけど……ファンのみなさま。
森:あー! めちゃくちゃ100点だ。
椿:PINKY(IMP.のファンネーム)には、ホントにいろいろと不安にさせたし。メンバー7人のなかにもいろんな変化があったけど、ずっとついてきてくれて。むしろ、どんどん輪が広がって、PINKYとしてさらに力を増してくれているんです。それは、自分たちのライブでだけじゃなくて。フェスに出演したときとかにも、高い熱量で一緒に声を出してくれることによってIMP.の士気もアガるし、雰囲気もよくなっていくんですよね。そんなふうに支えてくれるPINKYに、一生応援していてよかったなと思ってもらえるように。「“初期からずっとIMP.を応援していたんだよ”と胸を張って言ってもらえるような7人でいたいね」と、メンバーともよく話しているんですけど、ファンのみなさんはずっと守り続けていきたい存在です。
森:(拍手をしながら)いや、素晴らしいですね。じゃあ、次の質問に……(笑)。
椿:わははは!
森:僕が守っていきたいのは、自分やグループの存在ですね。それがなくなってしまったら、応援することもできなくなっちゃうし。もちろんそのうえで、椿くんが言っていたように、ファンの方を守っていくことも、すごく大事ではあるんですけど。いろんなボーイズグループがあるなかで、自分たちにしか届けられないものがあると思っているので。自分たちが存在している意味や、やり続ける意味を守っていきたいです。
自分たちにしかないものというのは?
森:僕たちは、自分たちでなにかをすることが多いんですね。振付けだったり、作詞・作曲、ボーカルディレクション、レコーディング。あとはデザインだったり、ライブ制作に舞台監督という形で入ったりとか、それぞれを担当するメンバーがいて。だからこそ、自分たちが届けたいものをそのまま届けられるというか、表現したいものをダイレクトに届けられるので。そこは強みだと思います。
椿:こうやって聞くと、IMP.と正反対のグループだなと感じますね。僕たちは、ボスである滝沢(秀明)さんによる完全プロデュースで。曲のコンセプトをはじめ、どういう見せ方にして、どういうMVにしようとかも、すべて敷いていただいたものに対して全力で応えていく形なので。だからこそ、グループのコンセプトがブレない。そこが強みだなと思います。
森:うんうん。
椿:IMP.は、デビュー4年目に入っていく段階なんですけど、グループとしてのカラーをしっかりと色濃くすることを常に意識して作っていただけていて。そのなかで、ライブの演出を担当しているメンバーがいたり、衣装やグッズを担当するメンバーがいたりと、携わっている部分もあるので。どんなふうにライブが出来上がっているかというところを理解しながら、ずっと走り続けられるところが強みだと思います。
森:なるほど。
椿:BUDDiiSさんは、どんなライブをしているんですか?
森:どんなライブ……コンセプトからなにから、メンバーが担当することが多くて。衣装の系統やセットリストとかも自分たちで考えて、それに合わせて演出をつけていくというやり方で、ずーっとやってきたんですよね。最初から。というか、そうせざるを得なかった部分もあったので。
椿:あー。
森:大人にすべてをまかせるのではなく、僕たちで曲を作っちゃおう! とか。衣装も、自分たちで買い出しにいったり……ということをずっとやっていたら、なんとなくそういう形に定着しました。
椿:へー! すげー!
森愁⽃
もり しゅうと
2002年9月18日生まれ。
9人組ダンス&ボーカルグループ「BUDDiiS」のボーカル&ダンサー・SHOOTとして活動。2022年、TBSドラマ『君の花になる』で 8LOOMのメンバーとして抜擢され、ドラマ初出演。以降、フジテレビドラマ『ぼさにまる』ではトリプル主演を務め、ドラマ『Maybe 恋が聴こえる』、ドラマ特区『シンデレラ・コンプレックス』、映画『かくかくしかじか』に出演、映画『口に関するアンケート』の公開も控えるなど話題作に立て続けに出演している。
椿泰我
つばき たいが
1998年2月10日生まれ。
7人組グループ「IMP.」のメンバーとして活動中。アリーナツアー『IMP. LIVE TOUR 2026 MAGenter』を成功させ、グループとして初の地上波冠番組のレギュラー放送が4月より開始し、俳優としても映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』やグループ主演舞台『IMPACT』など幅広い活動を続けている。
インタビューでは、人見知り同士だというお二人が、互いの言葉に笑い、共感しながら少しずつ会話を広げていく姿が印象的でした。撮影では、それまでの和やかな空気から一転。カメラの前に立った瞬間に表情が切り替わり、スタッフから思わず「かっこいい……」と声が漏れるほど、印象的なカットを次々と見せてくださいました。森愁斗さん、椿泰我さん、ご登場ありがとうございました!
Ⓒ映画「ウォーターガーディアンズ」製作委員会
映画『ウォーターガーディアンズ』
2026年8月21日(金)ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場ほか全国公開
出演:森愁⽃(BUDDiiS) ⽥辺桃⼦ 椿泰我(IMP.) ⼩⻄詠⽃ 砂⽥将宏(BALLISTIK BOYZ) ⼩泉光咲(原因は⾃分にある。) ⻑野蒼⼤(VOKSY DAYS) 他
監督・脚本:瀧川元気
配給・宣伝:S・D・P
※Team Credit
カメラマン:遥南碧
ヘアメイク:〈森〉KANANE(PUNCH)/〈椿〉前田彩花
スタイリスト:〈森〉井上亮(PUNCH)/〈椿〉YAMAMOTO TAKASHI(style³)
インタビュー:林桃
記事:林桃/小谷康貴