前田拳太郎
ドラマストリーム『君には届かない。』
想いが届かない葛藤と、好きを伝える姿に
“ムズキュン”してください!
累計発行部数75万部を突破したみかによる同名コミックが原作の“ぴゅあキュン” ボーイズラブストーリーが、ドラマストリームでドラマ化決定。成績優秀なイケメン男子・ヤマト役を前田拳太郎が、至って平凡な陽気男子・カケル役を柏木悠(超特急)が、W主演の形で演じます。今回はTBSドラマ初出演にて初主演を務める前田さんに、作品の魅力を伺いました!
©『君には届かない。』製作委員会
<あらすじ>
ある日、女の子からの告白を断ってばかりのヤマト(前田拳太郎)に、もしかして好きな人でもいるのかとカケル(柏木悠)が聞くと、ヤマトは「……カケル」とだけつぶやき……!? カケルはまさか自分のことではないだろうと返事をするが、ヤマトにしてみたらそれは精一杯の告白だった。そんな、カケルには届かないヤマトの気持ちが向かう先は──。
今回『仮面ライダーリバイス』以降
初めての主演となりますが、
出演が決まったときの感想を教えてください。
『仮面ライダーリバイス』のときは、出演が決まってすぐに撮影という感じで、初めてだったのもあって考える余裕がなくて「とにかくやらないと」という思いで臨んだんです。でも今回はしっかり主演という実感が湧いてから撮影が始まったので、前回とはまた違う不安やプレッシャーがありつつのスタートでした。
原作は読まれましたか?
はい、もちろん読みました! でも僕は今まであんまりBL作品に触れたことがなかったのもあって、原作を読む前はBLに対して少し難しく考えちゃっていたんですよね。僕にはない要素だからこそ、いろんなことを難しく考えちゃっていたというか。でも読んでみると、シンプルにヤマトやカケルの好きっていう想いにキュンキュンしましたし、その気持ちに性別とか本当に関係ないんだなって思いました。すごく物語やその世界観に入っていきやすい作品だと思います。
特にどんなところにキュンキュンされましたか?
やっぱりBL作品だからこそというか、男の子同士だからこそお互いの気持ちをなかなか素直に言い出せないじゃないですか。特にヤマトとカケルは幼馴染で親友でもあり、そんな関係が崩れてしまうかもしれないという不安もあって、すごくもどかしい気持ちになるというか。そんなやりとりを見ていてムズムズしつつ、でも好きという気持ちを吐き出すシーンではキュンキュンして、みたいな。今回のドラマ作品でもきっとその“ムズキュン”を味わっていただけると思います。
前田さんが演じるヤマトについては
いかがですか?
ヤマトは眉目秀麗でスポーツも勉強もできて女の子からモテモテですけど、人見知りな性格なので周りに溶け込むのに時間がかかってしまうんです。でも根は優しくて、他人に気を遣うからこそ人見知りになってしまうんだろうなと僕は思っていて。やっぱりなかなか自分の言いたいことを素直に言えない性格ではあるんですけど、カケルに対して好きという想いがたまに溢れてしまう瞬間があって、そういう瞬間は人間味を感じるというか、ヤマトの素敵なところなんじゃないかなと思います。
©『君には届かない。』製作委員会
どのように
役にアプローチしていったのでしょう?
自分とはどこが一緒でどこが違うかな、ということをすごく考えました。僕も人見知りなので、共通点を挙げるとしたらそこですね(笑)。あとは僕も気を遣いやすいというか、周りの人がどう思っているのかなって結構考えてから喋る癖があるんですよね。そういう素直になれない、言えないことが多かったりする点も、ヤマトと似ているかもしれないです。
W主演という形で共演された柏木悠さんは
どのような印象でしたか?
悠は今回が演技自体が初めての作品で、多分ものすごい不安の中で撮影に臨んだと思うんです。やっぱり最初はとても緊張している様子だったのですが、でもクランクインするときにはもう、しっかり前を見ているというか、しっかり作品に向き合って本当に毎日一生懸命撮影していて……。彼には『超特急』というアーティストの仕事もあって、ドラマの撮影を終えた後そのままライブ、みたいなスケジュールで過ごしていたと思うんですけど、そんな中でも毎日ドラマに真剣に取り組んでいる姿を見て、「僕も負けてらんないな」っていう思いも芽生えました。
すごく良い関係ですね!
そうなんです(笑)。それこそ最初の頃は、僕は「ドラマでは先輩だから……」という気持ちがあったんです。悠のことを見てあげないとなっていう(笑)。でも撮影が進んでいくうちに、悠はしっかり自分でできる人だと気づきました(笑)。それ以降は「見てあげないと」というよりも「2人で作っていこう」という思いで撮影していきました。
若い方の多い現場だったかと思いますが、
雰囲気はいかがでしたか?
すごく明るい現場でしたね。スタッフさんもそうですし、キャストの方たちも若い子たちが多くて、僕も久々に若いメンバーの中に参加させていただいて、盛り上がり方もフレッシュというか、和気あいあいと楽しく撮影させていただきました。でもやっぱり同世代だからちょっと僕も意識しちゃうこともあって(笑)。僕も頑張らないとって思いながら、でもそれがお互い切磋琢磨し合えるというか、そういう意味でも良い環境だったと思います。
そんな現場で作り上がっていった今回の作品。
どのような見所がありますか?
『君には届かない。』という作品は、親友でありながらお互い好き、という二人が主人公です。この二つの関係が影響して、タイトルにもあるようになかなか想いが届かない葛藤がヤマトにもカケルにもありますし、お互いが悩みながら探り合いしていく姿に、観てくださる人も感情をたくさん揺さぶられるような作品になっていると思います。なかなか届かない気持ちにムズムズしたり、お互いが素直になる瞬間にキュンキュンしたりして、楽しんでいただければいいなと思います!
前田拳太郎
まえだ けんたろう
インタビュー開始時、限られた時間であることを知ると「早口で話しますね!」と言ってくださった優しい前田さん。前回お会いした時と変わらず、ニコッと笑って挨拶し、どの瞬間も目を合わせてお話ししてくださいました。どんどんお答えいただき、作品のお話からプライベートのお話までたっぷりと伺うことができました! 後編もお楽しみに!
1999年9月6日生まれ。
劇団EXILEのメンバー。
仮面ライダー生誕50周年記念作品『仮面ライダーリバイス』(‘
©『君には届かない。』製作委員会
ドラマストリーム「君には届かない。」
9月26日(火)深夜25時3分スタート
TBS 毎週火曜深夜24時58分~25時28分
(※一部地域除く。放送日によって放送時間が異なります。)
地上波放送後、「TVer」「TBS FREE」にて無料1週間見逃し配信
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:結城春香
スタイリスト:齋藤ますみ
インタビュー:小枝指優樹
記事:小枝指優樹/緒方百恵