日向亘 × 大倉空人
二人で“なら恋”の聖地巡礼をしてみたい
『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)で注目を集め、ドラマ『ペンディングトレイン』(TBS系)など話題作への出演が続く日向亘さんと、ダンスボーカルユニット「原因は自分にある」のメンバーとして活動し、映画『ヒッチハイク』では初主演を務めるなど活躍の場を広げている大倉空人さんが登場。ドラマ『君となら恋をしてみても』で初共演を果たしたお二人に、仲よくなったきっかけや二人でやってみたいことなど、フリーダムに語っていただきました。
〈ドラマ『君となら恋をしてみても』〉
「ちるちるBLアワード2023」の「BEST次にくるBL部門」で6位に選ばれ、韓国版のコミックスも発売されるなど、人気急上昇中作品がドラマ化。W主演を努める日向亘さんと大倉空人さんが原作の空気感を大切にしながら繊細に演じ、原作ファンからも大きな反響を呼んでいる。
お二人が打ち解けたきっかけは?
日向亘(以下、日向):たぶん、“吉野家”だよね。
大倉空人(以下、大倉):そうだね。クランクイン前に本読みの日があって。その合間に、日向くんと吉野家さんでごはんを食べたんですが、そこで仲よくなりました。
日向:まだ会うのが2回目とかで、ほとんど言葉を交わしたこともない状態だったんですけど、そこでいろいろ話すことができて。
大倉:ふたりの共通の友達がいるので、その友達関連の話とか。
日向:あー、そうだね。
ちなみに、何と呼び合っているんですか?
大倉:僕は「日向くん」か「日向」ですね。
日向:僕は「たかぴー」です。
大倉:えっ。撮影中、そんなふうに呼ばれたことないぞ(笑)。
日向:「たかぴー」って呼んでるよ。もしかして、本人に向かって言ったことはなかったっけ?(笑)
大倉:いや、大丈夫。呼ばれてることにするよ(笑)
日向:でしょ?
大倉:でも、基本的には「空人くん」て呼ぶことが多いと思う。
日向:はい、そうです(笑)。
大倉さんは湘南出身とのことですが、
“なら恋”の舞台にもなっている江の島には
よく行っていたのですか?
大倉:そうですね。中学生の頃は放課後、友達と自転車で(江の島へ)行ったり。あとは、自宅から江の島まで父とランニングしていた時期もあります。
日向さんを連れていきたい
湘南のとっておきの場所は?
大倉:そんなにディープな場所を知っているわけではなくて……江の島で撮影もたくさんしたので、日向くんが知っている場所も多いと思うんですけど……。
大倉:でも、日向くんを連れていきたいお店が江の島にあるんです。ごはんもデザートもおいしくて……あー、名前をど忘れしちゃった。
日向:「貝作」さん?
大倉:いや、貝作さんももちろんなんだけど……今考えてるのは違うんだよなぁ。
日向:そっか(笑)楽しみにしてる!
逆に、日向さんが大倉さんと
湘南デートをするとしたら?
日向:やっぱり、聖地巡礼じゃないですか。
大倉:あー、“なら恋”の?
日向:そう。空人くんとロケ地巡りをしてみたいなぁ。
大倉:いいね!
日向:僕は今、(車の運転)免許を取りにいっている最中なので。
大倉:おっ! もうすぐ取れそうなの?
日向:いや、わかんない……。
大倉:あははは!
日向:無事に免許をゲットできたら、たかぴーを“なら恋”聖地巡礼旅に連れていきたいと思います!
特に印象的だったロケ地というと?
日向:あそこだよね。堤防だっけ?
大倉:うんうん。日の出のシーンを撮ったところでしょ?
日向:そう!
日向:あそこは何て言うの? 展望台?
大倉:何だろう。灯台かな?
日向:灯台だ!
大倉:朝早くから灯台で撮影したときがあって。僕たちもスタッフさんたちもすごく眠かったんですが、朝陽を見た途端、一気に元気が出ちゃった。
日向:そうだったね。
大倉:疲れとかも、すべてふっ飛んだ気がしました。
本作の撮影中、
“この人がバディでよかった”と感じた瞬間は?
大倉:僕は、日向くんのお芝居ですね。基本的に“なら恋”は天視点で描かれているので、天のモノローグが多くて。そうすると、セリフとセリフの間にモノローグのための“間”を入れて撮影することが多いんですが、そういう“間”って普段の日常的な会話のなかでは絶対に生まれないので。だから、お芝居する際に難しい部分があるはずなのに、日向くんは難なくこなしてくれるんです。それに、天は龍司の行動や発言の一つひとつに一喜一憂しちゃうタイプなんですけど、日向くんはナチュラルなセリフに感情をのせるのがすごく上手なので、僕も自然なお芝居ができるんです。そこはやっぱり、龍司役が日向くんでよかったなと心から思います。
日向さん、大絶賛されていますね!
日向:いつも、こうやってホメて僕を気持ちよくしてくれるんですよ(笑)
大倉:すみません。長々と語ってしまいました(笑)。
日向:劇中では、天が発信して龍司が受け取る側になることが多いんです。僕としては龍司のキャラクター像を守らなければいけない部分もあるから、監督に「ここは自由にお芝居してください」と言われても、少し抑えめにお芝居をするんです。そういうときって、発信する側の役者さんが手数を多く持っていてくれると、受け手もお芝居をしやすいんですけど。空人くんは積極的にいろんなアプローチをしてくれるので、すごく助かっています。
大倉:いやいやいや。
日向:空人くんは、原作の世界観を壊さないようにすごく注意しながら天を演じているのが伝わってくるので。僕も見習おうって、いつも尊敬しています。
タイトルにちなんで……
“恋をしてみたい”モノ・コトを教えてください。
大倉:僕、おとといぐらいに見つけました!
日向:おー! 何なに?
大倉:「ストリートファイター」という格闘ゲームなんですけど。
日向:なつかしい!
大倉:僕の友人がこのゲームが好きで、最近発売になった「~6」もやっているんです。ちょっと触らせてもらったらめちゃくちゃおもしろかったので、僕もハマりたいなと思いました。
日向さんは?
日向:何だろう!? あっ、キャンプ!
大倉:へー!
日向:家族とは行ったことがあるんですけど、ソロキャンプとか行ってみたいですね。いいリフレッシュになりそうだし、楽しそう!
大倉:たしかに!
日向:自然を感じながら、ゆったりした時間を過ごせそうですよね。いずれ、趣味にできたらいいなと思います。
野外につきものの虫なども大丈夫?
日向:全然大丈夫じゃないんです(笑)
大倉:えっ、そうなの!?
日向:まぁでも、そこは慣れてくるものなのかなと。
大倉:うん。たしかに、キャンプはリフレッシュになりそうだよね。
お二人で行くのもありですか?
大倉:たしかに!
日向:うん、いいですね!
大倉:でも僕、料理とか全部日向くんにやらせちゃうかも。
日向:いや、僕も料理はあまりしないから大丈夫だよ(笑)。
大倉:えー!? じゃあ、ほかにも誰か連れていったほうがいいですね。料理してくれる人を(笑)。
日向:杢代(和人)がいいんじゃない?
大倉:あっ、いいね! 杢代なら料理もできるし。
日向:これで完ペキですね!
引き続き大盛り上がりの対談を繰り広げてくださった日向さんと大倉さん。撮影では、並んで座った際の足の組み方が完全に対称に。あえて崩してもらいましたが、息ピッタリなお二人です! 撮影終了後に仲良くモニターをチェックする姿が印象的でした。
日向亘
ひゅうが わたる
2004年3月18日生まれ。
過去の出演作に、TBS『ペンディングトレインー8時23分、明日 君と』(‘23)、TBS『Get Ready!』(‘23)、EX『仮面ライダーリバイス』(‘21~‘22)、KTV『姉ちゃんの恋人』(‘20)、ドラマ・映画『太陽は動かない』(‘20)などがある。現在放送中のNHK大河ドラマ『どうする家康』に真田信繁(幸村)役で出演中。CX10月期『うちの弁護士は手がかかる』に岩渕亮平役で出演中。また、1st写真集「5W1H」が発売中。
大倉空人
おおくら たかと
2002年4月12日生まれ。
7人組ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」のメンバー。
俳優として、最近の出演作に、TX『沼オトコと沼落ちオンナの midnight call~寝不足の原因は自分にある。~』 (‘23)、主演映画『ヒッチハイク』(‘23)、BS-TBS『怪談新耳袋 暗黒』(‘23)、ABC『ひともんちゃくなら喜んで!』(‘23)、舞台『THE 面接』(‘23)などがある。
また、10月クールはTBS系「マイ・セカンド・アオハル」にも出演。
Ⓒ2023 窪田マル・白泉社/ドラマ「君となら恋をしてみても」製作委員会・MBS
ドラマ『君となら恋をしてみても』
MBSドラマ特区枠にて放送中
MBS(毎日放送)毎週木曜24:59~
テレビ神奈川 毎週木曜23:30~
チバテレビ 毎週金曜23:00~
テレビ埼玉 毎週木曜23:30~
とちぎテレビ 毎週木曜22:30~
群馬テレビ 毎週木曜23:30~
配信:TVer/MBS動画イズムにてMBS放送後に配信スタート
※Item Credit
<日向さん>
ジャケット(アタッチメント)¥63,800
カーディガン¥57,200(コグノーメン/ともにサカス ピーアール)
靴¥56,100(ズッカ/エイ・ネット)
他スタイリスト私物
<大倉さん>
ジャケット¥63,800、パンツ¥33,000(ともにメアグラーティア/ティーニーランチ)、その他スタイリスト 私物
※Team Credit
日向さん
スタイリスト: 八木啓紀
ヘアメイク: 佐々木麻里子
大倉さん
スタイリスト:TAKURO
スタイリストアシスタント:Moeka Senda
ヘアメイク:SUGA NAKATA(GLEAM)
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー:林桃
記事:林桃/緒方百恵