本島純政×上村謙信(ONE N’ ONLY)
「お互いに影響し合ったところと愛おしいところ」
2023年放送の「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系)の主人公・一ノ瀬宝太郎役にオーディションで抜てきされた本島純政さんと、ダンス&ボーカルユニット・ONE N’ ONLYのメンバーとしても活躍し、近年俳優活動にも挑んでいる上村謙信さん。インタビュー後編では、共演しているドラマ「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」でそれぞれ好きな回についてや、最終話に向けての見どころ、お互いの愛おしいところなどをお聞きました。お二人の微笑ましい掛け合いとエピソードにもご注目ください♪
これまでの放送話で、お二人が特に好きな回とその理由を教えてください。
本島純政(以下、本島):僕は6話です。蛭川のお母さんの家に行くシーンがあるのですが、あそこで二人の距離感が一気に縮まるところが好きです。この時の撮影の裏話をこっそり教えると、ピクニックのシーンで、謙信が食べちゃいけないものまで手を伸ばしちゃって(笑)。事前にスタッフさんから「サンドイッチは食べないでね」って言われていたのに、僕はそれを隣で見ていて「どうしよう、シーンが繋がらない!」って思っていたら、もう一個サンドイッチが即席で出てきて「やっぱり現場のスタッフさんってすごいんだな」と感動したのと同時に「謙信、面白いな」と思いました。
上村謙信(以下、上村):そんなこともあったね(笑)。僕も好きな回はいっぱいあるんですけど、7話で蛭川のお父さんが亡くなるところです。その時に蛭川は「やっぱり水無瀬と一緒にいちゃダメなんだ」って思うのがすごく切なくて、ジーンと来るものがありました。あの日の撮影もなかなか大変だったのですが、純政も励ましてくれたし、監督ともいい話し合いができて、みなさんの支えがあったおかげで乗り越えられました。
本島:あとは、やっぱり二人の初ベッドシーンも6話にあるよね。僕らのドキドキと水無瀬と蛭川のドキドキ感があわさって、見ている方にもそのドキドキが伝わるのかなって思います。
共演してみて、お互い「人」として愛おしいなと思ったところをそれぞれ教えてください。
本島:謙信はとにかく優しいんです。支えてくれる包容力や安心感がすごくあるので、そういうところが人としてすごく魅力だなって思います。二人で話していても、お芝居に対してすごくこだわりが強いから、時にはそれぞれ考えてきたものがぶつかることや意見が食い違うことはあっても、すり合わせようと歩み寄ることで、お互いいいお芝居をしようという方向に自然と向くことができました。
きっとお二人の波長があったんですね。上村さんからみた本島さんはいかがですか?
上村:もう見ての通り、本当にかわいい弟というか、こんなに人懐っこい子がいるんだと思うくらい。話していても面白くて楽しいし、僕も同じように波長が合うなと感じました。
純政がいるだけでその場が明るくなるし、支えてもらった部分も多いです。役やお芝居に対してすごく真面目に取り組んでいるのを見て「自分も頑張ろう」と思えたし、そういう姿を尊敬しています。
俳優1本でやっている本島さんから見て、ダンスやラップといった音楽活動もされている上村さんのお仕事からどんな刺激を受けますか。
本島:謙信がやっているダンスや音楽活動って、同じエンターテインメントでもまた全然違う面白さや癒しの効果があるなと思います。僕は最近、毎日ONE N’ ONLYの曲を聞いているんです。特に「ALL OUT」はすごく元気が出るから、毎朝聞いて現場に行っていました!撮影中は結構朝早いので、目を覚ましたいなっていう日は、イヤホン音量マックスで聞いています(笑)。
上村:すごい!嬉しい!!
オンもオフも上村さんに染まっていたと。
本島:そうです(笑)。やっぱり人を元気にする力があるなと思っていて、今ではONE N’ ONLYさんのファンになっちゃいました。
上村:それこそ純政も、前の作品で仮面ライダーをやっていましたが、俳優1本でやるってすごい覚悟だなと思います。例えば僕は、グループとしてのお仕事もあって、そのリハーサルやライブがあってという感じでやっているけど、純政が役者としていろいろな作品に向き合っている姿を見ると、本当にすごいなって思います。「未成年」の撮影期間中もほかのお仕事とかもあってすごく忙しいのに、よく「未成年」にここまで向き合っているなと思っていたし、そういう純政の本気な姿勢にすごく刺激を受けました。
本島:それで言ったら、謙信も「Fiesta」のリリースイベントとかもやっている中でのドラマ撮影だったじゃない。ダンスとかイベントで人と触れ合うお仕事もある中で、現場で蛭川を演じきっていたので、本当にすごいなって思います。
撮影も終わって会う機会も減るかと思いますが、プライベートで遊びに行く計画などは?
本島:遊園地に行きたいねっていう話をしているよね。
上村:うん、行きたいね~。
本島:あとは「未成年」の原作が発売された韓国にも行きたいって話しています。今回の現場に、原作者のヒヌン先生が来てくれたんですけど、僕たちからもご挨拶をしに行きたいよねってずっと話しているので、まずはその2つかな。あとはご飯も行こうって計画しています。この前、謙信が「これからライブ行ってくる!」というLINEをくれたので、「僕は今お父さんとご飯食べているよ」って写真つきで送ったら「俺もイタリアン食べに行きたい!」って返信がきたので、いつか一緒にイタリアンも食べに行きたいです。
「付き合いたてのラブラブカップルか!」とツッコミを入れたくなるようなエピソードですね(笑)。
上村:その時送られた写真のピザがすごく美味しそうだったんです。それで思わずすぐ返信しちゃいました(笑)。
では最後に、ドラマの最終回の見どころを教えてください。
本島:大学編で感動の再会をするところから始まるのですが、高校生の時の二人とはまた違った一面が見られると思います。最後はまさにクライマックスというか、不器用なりに進行して成長した二人の姿も描かれているので、きっと1話から8話まで見てきた方は感動の連続なんじゃないかなと思います。
上村:この作品の歯痒いなと思っていたところって、きっと二人とも「未成年だからこれができない、あれができない」という縛りがあったことだと思うんです。それによって二人が離れ離れになってしまうこともあったんですけど、二人とも成人して、お互いある程度の自由があるところから、ストーリーがどう動いていくのかというところに注目してもらいたいです。二人が今後、大人になってどうなっていくかを連想させるようなシーンもあるので、見ている方が一緒に考えられるような回になっていると思います。ぜひお楽しみに!
撮影ではカメラマンの要求やテーマにも柔軟に対応するお二人。楽しそうにと言われるととっても楽しそうにしてくださり、撮影でも息がピッタリでした。モニターを繋いで撮影をしていたので、1カット1カットにお二人とも写真に反応していて、リアクションまでピッタリだったので、撮影中も見ていて癒されるお二人でした。
これからも周りから愛される可愛らしさと何事にも真剣に向き合う本島さんと男らしくも優しい両方を併せ持つ上村さんのご活躍を応援しております!ご出演ありがとうございました!
本島純政
もとじま じゅんせい
2005年1月5日生まれ。
2023年3月よりアミューズ所属。2023年9月よりスタートしたテレビ朝日系「仮面ライダーガッチャード」主人公・一ノ瀬宝太郎役にオーディションで抜擢。
待機作に主演作品Vシネクスト「仮面ライダーガッチャードGRADUATIONS」が2025年2月21日(金)より期間限定上映
また2024年12月28日公演の『Amuse Presents「最初で最後?!TEAM HANDSOME!冬の大運動会」』への出演が控える。
上村謙信
かみむら けんしん
1999年7月8日生まれ。6人組ダンス&ボーカルユニット・ONE N’ ONLYのメンバーの一人。
最近の出演作に、テレビ朝日『おっさんずラブ-リターンズ-』 (‘24)、日本テレビ『FAKE MOTION-たったひとつの願い-』(‘21)、映画では、『バトルキング!! -We’ll rise again-』(‘23)などがある。
Ⓒ「未成年」製作委員会
【作品概要】
タイトル:「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」
出演:本島純政 上村謙信
今井悠貴 宮地樹 堀家一希/西原亜希 オクイシュージ 加藤貴子
原作:ヒヌン 『未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~』 (KidariStudio, Inc. & LEZHIN Ent.)
https://www.beltoon.jp/detail/immature
監督:柴田啓佑 牧野将
脚本:森野マッシュ 松下沙彩
制作プロダクション:ユナイテッドプロダクションズ
製作:「未成年」製作委員会 エイベックス・ピクチャーズ/読売テレビ/KidariStudio,Inc.
クレジット:Ⓒ「未成年」製作委員会
【TVer作品ページURL】 https://tver.jp/series/sr1xsqvgir
※Item Credit
上村謙信:ニット¥59,400/SARTO(サルト)、パンツ¥5,940/CASPER JOHN(キャスパージョン)
お問合せ先: Sian PR(03-6662-5525)
※Team Credit
本島さん
スタイリスト: masaaki ida/井田正明
ヘアメイク: 木内真奈美(Otie)/Kiuchi Manami(Otie)
上村さん
スタイリスト:emi ito (ADDICT_CASE)
ヘアメイク: 小原 梨奈(ADDICT_CASE)
カメラマン:遥南碧
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/有松駿