櫻井海音
ドラマ&映画『【推しの子】』
「僕が今一番会いたい「推し」は……」
Prime Videoにて世界独占配信中のドラマシリーズ(全8話)、その続きとなる12月20日公開の映画『【推しの子】-The Final Act-』で主人公のアクアを演じている櫻井海音さん。インタビュー後編では、出演しているドラマ&映画『【推しの子】』の魅力や今ハマっているといる食べ物、さらに櫻井さんの「推し」な人についても熱く語っていただきました!
原作「【推しの子】」のどんなところに魅力を感じますか?
ここまでリアルな芸能界を描いている作品はこれまで読んだことがなかったです。業界の裏側もリアルで、我々がなかなか言いにくいようなことを言ってくれているのですが、何が正しくて正しくないということではなく、その人たちなりの正義があって、やっていることがぶつかり合っている。その人間性や生きざまみたいなものがまた面白いところだなと思いました。
そこにプラスして、サスペンス要素なども加わっているので「赤坂アカ先生と横槍メンゴ先生は天才だな」って思います。
特に難しかったシーンを教えてください。
作中には劇中劇がいくつも存在しているので、アクアが演じる「誰か」によって、表情や雰囲気にどこまでギャップをつけるかは難しいところでした。だけど、それも原作を読めばアクアがどういう芝居をする人かということが分かるので、あとは作品全体として見た時に、それぞれの劇中劇の中で何を表現したいのかということはちゃんと理解して演じないといけないなと思っていました。
アクアを演じてみたことで、ご自身になにか変化はありましたか?
言葉で言い表せられるような変化というのは特にないです。それはこの作品に限ったことではなく、どの作品であっても、その現場に行けばそこで得たことをその都度吸収させてもらっていると実感。それが何かと言われるとうまくは言えませんが、『【推しの子】』という作品で主演を務めさせてもらったということは、僕の人生においては確実に大きな何かを得て、吸収することができたと思います。
ドラマも配信され、映画の公開も迫ってきましたが、今のお気持ちはいかがですか。
僕らとしては、ドラマと映画でやれることは全てやり切ったと思っています。撮影期間や準備期間も含めた数ヶ月間はもちろん、共演者や赤坂先生や横槍先生、制作サイドの方たちと、誰よりも「【推しの子】」に向き合って、何回も原作を読み返した人たちが集まって作ったので、そこは自信を持ってお届けできると思います。
あとはそれを世間の皆様がどういう評価をしていただけるかというところなので、早く多くの方にご覧いただきたいという気持ちが今は一番強いです。
映画の公開日が過ぎるとあっという間にクリスマスですが、どんな思い出がありますか?
小さい頃からずっとサッカーをやっていたので、クリスマスだからといって特別な思い出はほとんどないのですが(苦笑)。中学生の時、当時付き合っていた彼女とデートをしたことですかね。そんなにイベント事が得意ではないのですが、「クリスマスだし、デートしよっか」みたいな流れだったと思います。
今は、将来家族ができたら、子供を連れてクリスマスらしい場所で過ごしたいなと思います。
クリスマスが終わると、すぐにお正月。理想のお正月の過ごし方を教えてください。
お正月はもう、家でゆっくり過ごしたいですね~!まずは大掃除をして、お雑煮とか年越しそばも作って、大みそかはゆったり紅白を見て。そういう何気ないお正月を過ごしたいです。
お忙しい日々かと思いますが、今どんな時が一番リフレッシュできていますか?
焼き鳥を食べに行くこと!(即答)それが僕の今の人生を支えていると言っても過言ではないです。1年前くらいから、1日1食にしているんです。朝と昼は抜いて、夜は焼き鳥。最近は自炊をするようになったので、ペースは少し減りましたが、以前はそれが毎日だったんです。すっかり焼き鳥の魅力にはまってしまいました。
ハマったきっかけは、素晴らしく美味しい焼き鳥に出合ったからですか?
そうです。僕は何かにハマったら、もうそこしか見えなくなっちゃうタイプです。
今は創意工夫を凝らした焼き鳥屋さんがすごく増えているんです。そういうところに行って、どんな地鶏を使っているのか、どういう炭で、どのぐらいの高さから焼いているのか、お酒はどんなものがあるのかを見てしまいます。
お店によって味も雰囲気も全然違うんです。それが楽しくて、色々なお店に行って焼き鳥を食べるために「頑張って働くぞ!っ」と思っています。
「【推しの子】」にかけまして、今、櫻井さんにとっての「推し」はどなたかいらっしゃいますか。
東海オンエアさんです。動画も毎回必ず見ていますし、いつかお会いしたいと思うくらい好きです。最近見た「大好きな人との対談、どんなに長くても指摘できないままずっと続けちゃう説。」という動画があって、西畑大吾さんや加藤清史郎さん、芸人の「オダウエダ植田」さんが、東海オンエアさんと対談しているのですが、自分がそこに呼ばれなかったのが悔しくて、その動画だけ唯一見られなかったんです。なので、ぜひこのことを記事に書いてもらって(笑)、いつかお会いできるチャンスがあるといいなとも思います。
櫻井海音
さくらい かいと
2001年4月13日生まれ。
作品についてのインタビューでは、撮影現場に入る前の話を当時の状況をしっかり振り返ってお話をされる姿がとても印象的でした。どの質問にも丁寧に、そしてわかりやすく相手にどう伝えれば伝わるのかを常に考えて言葉を選んでこちらに投げてくださるので、聞いている側も櫻井さんの言葉が自然と入ってくるお話でした。年末年始の質問にも毎年やられている過ごし方もお話ししてくださいました。
これからも歌にお芝居幅広い場所で活躍されている櫻井さんのことを応援しております!
お久しぶりのご出演ありがとうございました。
最近の出演作に、テレビドラマでは、テレビ朝日『泥濘の食卓』(‘23)、WOWOW『アオハライド Season1・Season2』(‘23)、ウェブドラマでは、Prime Video『【推しの子】』(‘24)、『愛してるって、言いたい』(‘24)、映画では、『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』(‘25)が控えている。
©集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会
・『【推しの子】』ドラマシリーズ
配信開始日:2024年11月28日(木)21:00よりPrime Videoにて世界独占配信開始
11月28日(木)21:00 第1話~第6話
12月5日(木)21:00 第7話~第8話
作品の視聴には会員登録が必要です。(Amazonプライムについて詳しくはamazon.co.jp/primeへ)
・映画『【推しの子】-The Final Act-』
映画公開日:2024年12月20日(金)より東映配給にて全国公開
原作:「【推しの子】」赤坂アカ×横槍メンゴ(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
出演:櫻井海音 齋藤飛鳥 齊藤なぎさ 原 菜乃華 茅島みずき あの
企画・プロデュース:井元隆佑
脚本:北川亜矢子
音楽:fox capture plan
監督:スミス、松本花奈
コピーライト:©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・東映 ©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・2024 映画【推しの子】製作委員会
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:高草木剛(VANITÉS) 吉沢実希
スタイリスト:藤井 晶子
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/有松駿