奥野壮
ドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」
後半戦は、牧野の内面に注目してほしいです
現在放送中のドラマ「今夜もシリアルキラーと待ち合わせ」(カンテレ・フジテレビ系、毎週水曜23:00~)で、ドラマオリジナルキャラクターである刑事・牧野信一を演じる奥野壮さん。役作りへのアプローチや、共演する横山裕さんとの印象的なエピソード、ドラマ後半戦の見どころについて迫ります。
<あらすじ>
人と群れない一匹オオカミの刑事と、殺人鬼に触れると“殺した人数”が見えるという特異な能力を持つ女性が、それぞれ大切な人を奪われた復讐のため、秘密裏にバディを組み、日常に紛れる猟奇的な連続殺人鬼=シリアルキラーと対峙していく、怒涛のバディサスペンス。
今回演じられている牧野はドラマのオリジナルキャラクターですね。原作にない役へのアプローチや、ご自身でのキャラクターの組み立て方はどのようにされましたか?
原作にないキャラクターなので、事前の指標のようなものがない状態でした。だからこそオリジナル作品に近い感覚で、まずは台本をじっくり読み込み、「この中で自分にどんなことができるだろう」と考えるところからスタートしました。基本的には、現場で自分なりに演じてみて、監督の反応を見ながら変化させていくというスタイルで組み立てていきました。
最初の段階で、ご自身の中に「こういう人物として演じよう」というイメージはありましたか?
企画書の段階で、牧野は「清涼剤のような爽やかなイメージ」と書かれていたんです。物語がシリアスで暗い部分も多いので、そのイメージは大きな軸として意識していました。また、横山さん演じる磯貝さんとの関係性が、最初の一言目から視聴者の方に分かりやすく伝わればいいなと思って臨みました。
要領が良くて年上に可愛がられやすいという牧野ですが、奥野さんご自身と共通する部分はありますか?
そうですね、近い部分もあるかもしれないですが、僕は普段あそこまで明るくはないです(笑)。ただ牧野の明るさも、いわゆる「単に明るいキャラクター」というわけではなくて、刑事という枠組みの中で、締めるべきところはバシッと締める。仕事だからこそ見せる顔や、磯貝さん相手だからこそのラフな話し方といったメリハリは、意識して演じている部分です。
作中では、磯貝史郎役の横山さんとのシーンが多いと思いますが、撮影で印象に残っていることはありますか?
最初の撮影が、磯貝さんとの喫煙シーンだったんです。最近の地上波ドラマでは珍しい描写だと思うのですが、磯貝さんが紙タバコを吸っていて、僕が演じる牧野が電子タバコを吸っている。その対比が二人のキャラクターの違いを如実に表していて、すごく素敵な演出だなと印象に残っています。
役者としての横山さんの魅力は、どんなところに感じられますか?
やっぱり、決めるところをバシッとかっこよく決められるところですね。普段から歌ったり踊ったりされている方だからこそ放たれる、役者だけをやっている人間にはない独特の「輝き」みたいなものを、現場で強く感じます。
関水渚さんが演じるヒナタは「殺人犯に触れると、その人物がこれまでに殺した人数が数字として見える」という特殊能力を持っていますが、もし奥野さんが何か一つ特殊能力を持てるとしたら、どんな力が欲しいですか?
勝手に皿洗いや洗濯、掃除をしてくれる能力が欲しいです(笑)。家事全般ですね。
家事全般、あまり得意ではないのですか?
苦手というか、あまり好きではないですね。でもキレイ好きではあるので、そこが困ったところで……。限界まで溜めてから一気に片付けて、キレイになって満足して、また汚して……のエンドレスです(笑)。
ちなみに、お料理はいかがですか?
料理はまだやる方ですね。カレーやお味噌汁、たまに面倒だなと思いながらも揚げ物をすることもあります。ただ、後片付けの面倒さを考えると、基本的には一つの鍋で完結するカレーやシチュー、ハヤシライス、それからお鍋が鉄則になっています。栄養も取れますしね。
さて、ドラマもいよいよ後半戦へと突入していきます。お話しできる範囲で、今後の見どころを教えてください。
後半に向けて、僕が演じる牧野の内面や、彼自身の「内側の部分」が徐々に明かされていきます。そこはぜひ注目して観ていただきたいポイントです。
奥野壮
おくの そう
2000年8月21日生まれ。
最近の出演作に、ドラマでは、フジテレビ『スピナーベイト』(‘26)、Netflix『九条の大罪』(‘26)、フジテレビ『コスメティックプレイラバー Season2』(‘26)、NHK『大阪激流伝』(‘25)、映画では、『ミステリー・アリーナ』(‘26)、『罪と悪』(‘24)などがある。
制作発表前のお忙しい合間に、取材のお時間をいただいた奥野さん。取材部屋に入ってこられた瞬間から明るく元気に挨拶してくださり、その爽やかさに現場の空気がぱっと明るくなりました。ネイビースーツのビシッとした刑事スタイルは、カメラの前でも抜群の存在感を放ち、まるで本物の牧野刑事がそこにいるかのよう。スタッフから自然と「牧野刑事~!」というコールが飛び出すほど、現場全員が釘付けでした。後編に掲載の別カットもぜひお見逃しなく。お楽しみに!
【タイトル】水ドラ★イレブン『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』
【放送枠】毎週水曜よる11時(カンテレ・フジテレビ系全国ネット)
【出演】横山裕 関水渚 奥野壮 米倉れいあ 上田航平 大西武志 樋口日奈 小島藤子 戸田昌宏 山崎紘菜
【原作】伊口 紺 ・ 中村優児『今夜もシリアルキラーと待ち合わせ』 (講談社「good!アフタヌーン」連載)
【脚本】兒玉宣勝 枝常コウタ
【音楽】Licaxxx
【主題歌】SUPER EIGHT 「再咲」(INFINITY RECORDS)
【オープニング曲】Soala「Shadow Memory」
【チーフプロデューサー】萩原 崇
【プロデューサー】中林佳苗 黒澤優介 鈴木伊織 渡邉直哉
【演出】坂本栄隆 井上博貴 飯塚俊光
【制作協力】AOI Pro.
【制作著作】カンテレ テレビ西日本
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:小園ゆかり
スタイリスト:山川恵未
インタビュー:根津香菜子
記事:根津香菜子/相澤花菜・小谷康貴