超特急
SPECIAL LIVE Blu-ray『Superstar』
「超特急らしさ」は僕らが作る
5人からのWhite Day Gift
満天の星のような無数のペンライトの輝きを最後に見たのはいつだろう。ペンライトの灯りの一つひとつに「愛」と「物語」がある。そして「日常」がある。別々の毎日を過ごしてきた人間が一つの場所に集い「愛」を叫ぶ。こんなに「非・日常的」で「夢」がある場所を私は知らない。そんな星たちが空の下で輝くことができなくなってしまった2020年。「会いに行く」ことができない8号車の元へ降って来たのは、夜空を駆ける『Superstar』。5つの流星の“届けたい声”と8号車へのホワイトデーメッセージをお預かりしてまいりました。
3月24日(水)発売
『BULLET TRAIN
ONLINE SPECIAL LIVE
「Superstar」』
2020年12月25日(金)、26日(土)、27日(日)の3日間にわたり、グループ史上最大スケールのオンラインライブとして、配信ライブの概念を打ち破る規模のセット・演出で行われたスペシャルライブ『Superstar』。総合演出を務めるユーキを筆頭に、メンバーも深く制作に関わり、3日間すべてが異なる構成とセットリストとなったこのライブをBlu-ray3枚に完全パッケージ化。さらに限定映像としてメイキングと開場中に配信したリョウガプロデュースによる「Welcome To 夢の青春8きっぷ」(第一夜~第三夜)、そしてライブ内でも披露されたサプライズ楽曲「超Superstar」を音楽ディスクとしてセットした、4Blu-ray&1CDの計5枚組!
メンバー自身が語る
「結成日の『Superstar』こんなライブでした!」
タカシ:オンラインとはいえど久々のライブだったので、8号車の皆さんも「どういったライブになるんだろう」と楽しみにしてくださっていたんじゃないかと思います。僕としては「超特急の結成日にふさわしいライブになったんじゃないか」と思いました。ライブテーマも「テーマパーク」だったので、次々とアトラクションに乗るような感覚で、あっという間に終わってしまった感覚でした。
ユーキ:お客さんのいない中での開催だったので、普段であれば出来ないような演出を詰め込ませていただいて。自粛を強いられている「自由がきかない」環境の中で、新たな選択肢を見つけることができたライブでもありましたし、超特急の「幅の広がり」を感じさせていただくこともできました。ジェットコースターやおばけ屋敷のような「テーマパークに行ったらこれには乗るでしょ!」といったアトラクションを曲を使って表現してみたり、結成記念日にふさわしい「超特急てんこ盛りノンストップメドレー」をお送りさせていただいたりしつつも、超特急らしさも感じていただけるライブになったと思います。後半では冬を感じる『No More Cry』という曲から始まって、『TRAIN』などの冬曲を押さえながら、2日目に繋がる『Fantasy Love Train~君の元までつながるRail~』で終わるようにセトリを組みました。実は、テーマの大枠を決めている時点から、「賑やかなテーマパーク感を楽しみながら、超特急と寄り添ってデートをしている気分が味わえるような内容」を考えていて。実際にやってみたら、表現したかった一つひとつがちゃんと形になっていて嬉しかったです。
タクヤ:初日は結構考えることが多かったですね。メドレーがメインのライブでしたし、そうなると一曲フルではなく変則的なことの連続になるんですよ。ステージの立ち位置に関しても、前を向いていたかと思ったら急に後ろを向いたり、センターステージに出てみたり。イレギュラーな動きを覚えるのに今までのライブの中で一番頭を使ったような気がします(笑)。その分、超特急のバラエティーに富んだ曲をたくさん届けることができたと思うので、メドレーという形はベストな表現方法だったと思っています。
FAST:ノンストップでされていましたもんね。
タカシ:久々のライブだったこともあり、体力的なきつさよりは「超特急のパフォーマンスを8号車の皆さんがどう見てくれるんだろう、どんな風に受け取ってくれるんだろう」といったことばかりを考えていました。
リョウガ:1日目のライブは、オープニング映像から溢れる「テーマパークの開園感」を経て、一気に世界観に突入していく流れが完成していたので「テーマに沿ったライブ」を謳っていた『Superstar』の初日にふさわしいライブだったんじゃないかな、と思います。
FAST:まるで○ィズニーのようなファンタジー感が…
リョウガ:そうですか?あんまり似ていないと思いますよ?僕は。全然…そうっすね…でも確かに言われてみればそうですけど、当時はちょっと気づかなかったな…
タクヤ:嘘つけ、一番最初に言ってたじゃん(笑)。
リョウガ:お前はどうしたいんだ!陥れたいのか(笑)!?まあ人によってはね、そこら辺を感じるところもあると思うんですけどね(笑)。テーマパークの楽しい雰囲気を味わって欲しいな、と思います。
カイ:今回は今まで以上に、衣装や演出、事前の映像など、全体を通してメンバーが積極的にライブ制作に関わったライブだったんです。例えば、開場から開演までの間の映像をリョウガが作ってくれたり。メンバーが作った「超特急らしさ」を思う存分表現できたライブだったと思います。僕としては3日間全く違った内容だったこともあり、終わった後の達成感がすごかったです。いつもであれば、1日目のライブが終わった後は「その日の公演のことを反省して、次の日のライブに活かす」といったルーティンなんですが、今回は終わった瞬間にその日のライブのことは忘れて次の日のセットリストに頭を切り替えないといけなかったので、楽しさがありつつも切り替えのすごく激しい3日間でした。
FAST:3日間のライブで内容が全く違うというのは初めて?
カイ:初めてですね。長いスパンで3つのパターンをやることはあるかもしれないんですけど、3日連続で変えるのはなかなか無いことなので。リハーサル中にも「この曲は何日目にやっている曲なんだろう」という場面が結構ありました。例えば『超えてアバンチュール』だったら「何日目の『超えてアバンチュール』なんだろう…」とか(笑)。何日目かによって向く方向や広がるタイミングが違ったりするので、同じ曲のリハーサルでもみんなで確認しながら進めていました。
FAST:覚えることがすごく多かったんですね。
カイ:そうですね。覚える内容、物量はものすごく多かったです。でもその分、超特急のいろんな部分を引き出すことができるライブになったと思います。
テーマの決定と一人ひとりのこだわりの演出
ユーキ:テーマは僕が決めちゃいました。ごめんなさい、決めさせていただきました(笑)。
FAST:素敵なテーマでした!決めるまでのプロセスを教えてください。
ユーキ:セットリストの打ち合わせの時点で25日・26日・27日、3日間違う内容にすることが決まっていたんです。僕、ライブの時は毎回テーマから決めるようにしていて。25日は結成から毎年ライブをやらせていただいている日であり、超特急の大切な誕生日でもあるので、とにかく「楽しさ」を一番に伝えることができるテーマにしたいと思ったんです。『テーマパーク』というテーマであればジャンルレスにいろんな幅の演出ができそうですし、アトラクションに見立てた曲の演出をするのも楽しそうだと思って。2日目、3日目ではジャンルにガッツリ沿った色付けをしたかったこともあり、25日はとにかくハッピーで賑やかなライブにすることを意識しました。で、そこから一気に色を変えるようにして。2日目の『絆』のテーマでは、限られた時間の中で「何が一番今までの超特急のストーリーをリアルに表現できるかな」と考えた時に、「ストーリー」と言えども、「話す」のではなく「音楽とパフォーマンスで伝えるストーリーにしよう」と思ったんです。僕たちの歴史を曲に乗せて描くことが一番だと思い、超特急のフリーライブから現在に至るまでの物語を「絆」のテーマの元、曲を使ってお届けすることに決めました。そして3日目はシンプルに「未来に向かっていく超特急」をお見せしたくて『煌めく希望』をテーマに掲げました。僕自身が目指している魅せ方や、今までの超特急の「ダサかっこいい」というイメージを「かっこいいけどダサいよね」といったイメージに反転させるような演出を意識して、「かっこいい」、「クール」といったテーマに振りきったライブを構成しました。
FAST:1日目、2日目も楽しく拝見したんですが、3日目の雰囲気の変わり方が印象的でした。3日目のソロパフォーマンスの演出は各々のプロデュースなんですか?
ユーキ:そうですね。みんな、自分のソロ曲の内容に沿って「こうしたい、こう見せたい」という意見を持ってセルフプロデュースをしているので、僕はあまり口出ししていません(笑)。それぞれが本当に魅せたい演出がぎっしりと詰まっているパフォーマンスになっていると思います。是非、それぞれに聞いてください!