吉田仁人 × 曽野舜太
さなりさんとの今回のコラボレーションの経緯は?
吉田仁人(以下、吉田):僕がゲーム実況のお仕事でさなりくんと初めてお会いしたのがキッカケです。さなりくんの曲は何曲も知っていたんですが、共演して初めてさなりくんの人となりを知って「是非、コラボしたい」と思ったんです。さなりくんの持つ雰囲気とM!LKの持つ雰囲気が全然違うこともあって、マネージャーさんたちとも「コラボ出来たら面白いよね」と話していたら出来ていました(笑)。
曽野舜太(以下、曽野):そこの繋がりびっくりしたもん。
FAST:ゲームを一緒にすると、すぐに仲良くなれますし人となりも分かりますもんね。
吉田:そうですね。一緒に戦うので、初対面でお話するよりもどんな人なのか分かりやすかったです。いい出会いでした。本当に思わぬ、でした。
曽野:思わぬ、だね(笑)。
他の方たちとのコラボも素敵でしたね。
『行けたら行くよ』のマハラージャンとは
まだお会いされてないんですよね?
吉田:そうなんです。「マハラ―ジャン」というのはプロジェクト名らしく、さん付けをしないのが正式な呼称と伺ったのでそのままでいくんですが、まず「マハラージャン」って聞いたらインドしか思いつかないじゃないですか。「あ、絶対インドだ。これはインドだ」と思っていたらめちゃくちゃオシャレな曲がきて(笑)。
曽野:うっそ?ってなったよね(笑)。
吉田:いい意味での裏切りを感じたよね(笑)。
曽野:曲調がシティーポップみたいな感じだしね。
吉田:ちょっとファンクな感じもありつつ…みたいなね。
遊びゴコロ満載の一曲
吉田:ライブの演出もですけど、この曲だから出来そうなことがいろいろあると思っていて。遊びがいのある曲だと思っています。
FAST:先ほど、レコーディングでも遊べることが出来たとお伺いしました。
曽野:太智くんとかかな(笑)?タイトルからも受け取れると思うんですけど、肩肘を張っていない感じといいますか、脱力している雰囲気がクセになる曲なんです。「タラタラしている感じとオシャレが掛け合わさるとこんなに良い曲になるのか!」と驚きました(笑)。
吉田:あとは『行けたら行くよ』という曲を、自分たちの曲ではなく人に提供しようと思うマハラージャンの攻めの姿勢がいいな、と思いましたね(笑)。
曽野:確かにな~(笑)。
吉田:僕が誰かへ楽曲提供をするとしたら「ちょっと頑張ろう」って張り切ると思うんです。でもこの曲は全力で肩肘抜いてきたなって(笑)。
曽野:うんうん(笑)。この曲を突っ込んでくるのは本当にすごいよね。聴けば聴くほど中毒になる曲。ちょっとタイプは違うけれど、中毒性でいくと『テルネロ』に似ている気がします。「行けたら行くよ」というワードをとにかく何回も言うんですよ(笑)。これからライブをやって、この曲を披露し続けるごとに皆さんの耳から離れなくなるんじゃないかなって。
吉田:「行けたら行くよ~♪」って聞こえてくる(笑)。
曽野:ふわふわとずっと流れてる感じ。脳内再生され続けてるような。
FAST:「行けたら行くよ」って言う方が増えそうですね(笑)。
曽野:みんな言いそう(笑)。
吉田:そしたらそこでまた脳内再生され始めるから(笑)。
それぞれの推しの一曲
曽野舜太‘s choice song
♪energy
曽野:僕は『energy』。恥ずかしいんですけど、最近チルな曲をよく聴くんです。『energy』のチルな感じが最高にカッコよくて好きで。動画配信サイトで1時間くらいにまとめられているMIXの曲を聴いているんですが、その横ノリ感と『energy』はシンクロするな、と。赤い外車に乗って風を切りながら、窓から手を出して聴きたいですね(笑)。
吉田:あははは(笑)!僕も年齢的にまだ21歳なので、割とチルな曲を聴くんですけど「チル」ってちょっと恥ずかしいんだよね…(笑)。
曽野:そう、ちょっと恥ずかしいの(笑)。さなりくんはアーティスト活動をされている人の中でも若い年齢の方で、これからさらにどんどん上がっていく方だと思うので、同年代同士という面も含めて今回の楽曲提供はすごく幸せな機会だったと思います。僕の中にヒットしました。
FAST:ポスターもかっこいいですね。撮影もノリノリでしたか?
吉田:ノリノリでしたね。
曽野:みんな気持ちを作るの早かったよね(笑)。
吉田:いつもは結構ずっとしゃべってるんですけど、今回は「はい、撮ります」ってなった瞬間、みんなすぐにチルな表情になりました(笑)。
曽野:超チルでしたね。
吉田:今回のポスターは今までのM!LKとのギャップがすごいと思う。
曽野:嘘!?ってなるよね(笑)。
吉田:今まで聴いたことのなかったM!LKの一面を見せられる一曲になったと思います。『Juvenilizm-青春主義-』の時の俳優面とも違った新たなM!LKの表情を。今回に限らず、「これからもいろいろなジャンルを見せ続けていきたい」と改めて思うことができたコラボでした。
吉田仁人‘s choice song
♪行けたら行くよ
吉田:『行けたら行くよ』はとてもオシャレで、端的なメッセージの歌詞も魅力的な一曲。歌詞の内容を要約したらそのままタイトルだけになっちゃうくらいの情報量なんですよ(笑)。なんだか、一個のキーワードをずーっと掘り下げてしゃべっていく深夜ラジオみたいな構成の曲だな、と。「行けたら行くよ」という、誰もが共感できそうな気持ちをピックアップしたところがまた面白いんですよね。ファンクの要素もある今っぽくてオシャレな曲調と独特な歌詞、たくさんのギャップを持ち合わせたすごい一曲だと思います。振り付けに関してもオシャレなステップや技術が光るようなダンスが入ってくる気がして楽しみです。
曽野:僕も「深夜ラジオのように」って表現、絶対に使おう(笑)。
吉田:ちゃんと深夜ラジオ、聴いてから言えよ(笑)?
M!LK PROFILE
佐野勇斗
1998年3月23日生まれ。
笑顔の下に秘めた迷いのない忠直なビジョン、純然たる“覚悟”で“M!LKの芯”を支える23歳。
塩﨑太智
2000年9月11日生まれ。
変幻自在に魅せ方を変える表現力、M!LKを色づける潤沢の“愛”と“エネルギー”を宿す20歳。
曽野舜太
2002年5月3日生まれ。
初夏にそよぐ風のような優しさと天性の愛嬌で、絡まった心を解きほぐしてくれる18歳。
山中柔太朗
2001年12月23日生まれ。
奔流に飲まれても燃え続ける絶え間ない情熱を、優艶な花のベールで包み隠す19歳。
吉田仁人
1999年12月15日生まれ。
パフォーマンスを探求する瞳、ステージに対する“執念”を光源の下で“輝き”に変える21歳。
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ディレクション:半澤暁
インタビュー・記事:満斗りょう