結木滉星
ファンタジー・ラブロマンスドラマ
『僕だけが17歳の世界で』
イメージと本当の自分の狭間で葛藤する
繊細な役を解くまで―
ドラマ『僕だけが17歳の世界で』
あらすじ
高校2年生・17歳の染谷航太(佐野勇斗)と、幼なじみの芽衣(飯豊まりえ)。2人は互いに両想いなことに気付くも、思いを伝えることなく航太が亡くなってしまう。7年後、24歳になった芽衣は、真冬に季節外れの桜が咲いたことを知り、7年ぶりに里帰りする。するとそこには死んだはずの17歳の航太がいた。奇跡の桜が咲いている期間だけしかこの世にいられない航太。彼は残された時間で誰に何を伝えるのか。航太の死に隠されていた秘密とは? 17年という期間を共に過ごした幼馴染の2人が、ようやく気付いた恋する気持ち。そんな初恋模様を切なく描きながらも、自分の気持ちを相手に伝える大切さや一歩踏み出す勇気に気づかせてくれる、ファンタジー・ラブロマンス。
―石川伊織×結木滉星
伊織は客観的に見るとクールでモテるみんなの憧れの存在。だけど本当は自分に自信がないんですよ。自分にない真っすぐさや自信を持っている航太(佐野勇斗)にはどこか勝てないと思っていて。ある意味自分とは真逆の航太を羨ましいと思っているんです。
―芽衣に想いを伝えられない伊織。結木さん自身は「好き」を伝えられるほうですか?
僕は言えます。そこは伊織とは違うかな~。
あ、でも、伊織が航太に自転車で男同士の勝負を挑むシーンがあるんですが、そういった負けず嫌いなところは似ているなと思いました。僕も九州の血が入っているので、負けず嫌いだったり変なところで男気があったりするんですよね。
―撮影現場は長野県だとお聞きしました。舞台『里見八犬伝』から引き続き佐野さんとの共演。何かエピソードはありますか?
佐野は舞台の時から、地方公演の時は毎回僕の部屋に遊びに来ていて。今回の撮影中も、僕が東京で仕事が終わって長野に着くのが夜の1時過ぎになった時でも、佐野から「ついたー?」とLINEがきて(笑)。「ついたよ」と返信すると、「10分だけ行くわ」と言って部屋に遊びに来るんです。僕のことが大好きなんですよ(笑)。
―何だかカップルみたいですね(笑)。同年代の方が多い撮影現場だと思いますが、現場はどんな雰囲気ですか?
僕はあまりみんなと撮れるシーンがなくて。一人でのシーンは暗いシーンが多いので、みんなと一緒の撮影の時は楽しいです。僕自身は男子校だったので、この歳になって「共学ってこういう感じなんだろうな」と思いながら青春を楽しんでいます。
―17歳の航太が24歳のみんなに会いに来る本作。では逆に結木さんが17歳に戻れるなら…?
ある程度の期間戻れるのならちゃんと勉強したいです。この間、高校で授業を受けているシーンがあったんですけど、男女で授業を受けている時に「なんかめちゃめちゃ楽しい!」と思って(笑)。そう考えると、まずは男女共学に転校することから始めます…(笑)。
―では伊織の見どころと作品の見どころを教えてください。
「人間味のある“ギャップ”を見て欲しい」
伊織は一見完璧だしモテるけれど、7年前のとある出来事があって自分に蓋をしてしまっているんです。それが航太やみんなと出会うことで本来の自分を取り戻していく。完璧に見える伊織が自分自身を取り戻すまでの人間味や泥臭い部分のギャップをぜひ見て欲しいです。
「大人になった自分に今一度問いかけるドラマ」
台本を初めて読んだ時に「面白いな」と思いました。実際にお芝居をしていても「これは面白い作品になる」と思ったし、ただの恋愛ドラマではなく強いメッセージ性をもつドラマになっていると思います。大人になった今、「本当に自分の言いたいことを伝えられているのかな?」と僕自身作品を通して考えさせられました。色んな方たちにこのドラマを通して「今のままでいいのかな?」と考えていただけたら嬉しいです。どの世代の方たちにもそれぞれの目線で楽しんでもらえると思うので、ぜひご覧ください!
結木滉星
ゆうき こうせい
1994年12月10日生まれ。
自分自身を見つめる素直な視線、
その奥に秘めた男気溢れるストイックさが星のように一縷に光る25歳。
Abema TVオリジナル連続ドラマ『僕だけが17歳の世界で』
2020年2月20日(木)放送スタート
毎週木曜23:00~(全8回)
出演者:佐野勇斗・飯豊まりえ・結木滉星 他
詳細はHPにて(https://abema.tv/video/title/90-1342)
※Item Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:T A K A I
スタイリスト:伊藤省吾(sitor)
ディレクション:町山博彦
インタビュー&記事:満斗りょう