冬野心央×鈴木秀脩
心央はクールそうに見えて距離感が近い
2020年に俳優活動を開始し、現在放送中のスーパー戦隊シリーズ『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』で遠野 吠/ゴジュウウルフを演じる冬野心央さん。2023年にドラマデビューし、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』で百夜陸王/ゴジュウレオンを演じる鈴木秀脩さん。同い年でほぼ同期のお二人に、劇場版のテーマにちなんだお話のほか、互いへの秘めた思い(!?)などもお聞きしました。

©石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
©テレビ朝日・東映AG・東映

映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』は「願い」がテーマになっていますが、お二人の最近高まっている“願い”はありますか?
鈴木:コミュニケーション能力を、もっと高くしたいです。
冬野:えっ、すでに高いじゃん。
鈴木:いや、話す力っていうの?こういった取材でもそうですけど、うまくまとめて話す力がみんなより乏しいので。
冬野:いや!そんなことはないと思う。
鈴木:いやいやいや!話しながら、頭のなかで“ヤバい!何を話しているんだろう”と思うことがしょっちゅうあるから。そこは、もうちょっとしっかりしたいなと。
冬野:でも、本を買ってたよね。
鈴木:あー!あれは、心央と二人のときだっけ?仁(猛原 禽次郎/ゴジュウイーグル役の松本 仁)とかもいたときかな?
冬野:仁もいたかな。
鈴木:『ゴジュウジャー』メンバーと一緒に本屋さんに行ったことがあったんですけど。そのときも、今みたいに僕が「いつも、うまく話せないんだ」という話をして、“話し方の本”みたいな本を買ったんです(笑)。けっこう分厚めの。
冬野:『ゴジュウジャー』の制作発表前だったんだよね。制作発表の場では、大勢の人の前で話さなきゃいけないからって。
鈴木:そうだ!でも結局、そこから4カ月ぐらい、(本を)開くことはありませんでした(笑)。
冬野:いまだに開いてないの?
鈴木:いや、今はちょっとだけ読んだ(笑)。
冬野:じゃあ、それを全部読んだら完ペキになるんじゃない?
鈴木:そうかなー?でもこれからは、寝る前とかにちょっとずつ読んでいきたいと思います。
お忙しいから、時間を作るのも難しいですよね。
鈴木:いや、完全に怠惰なだけです……(笑)。
冬野:そうなんだ(笑)?
鈴木:読まなきゃなーと思いつつ。
冬野:でも、僕からしたら、全然必要ないと思うけど。
鈴木:いやいやいや!自分的に、トークはがんばりたいと思う部分なので。

冬野さんの願いは?
冬野:そうですね~、やっぱり、人前でうまく話せるコミュニケーション能力をつけたいです。
鈴木:わはは!同じかい(笑)!
冬野:……いや、冗談です。
鈴木:冗談だったんだ(笑)。
冬野:僕、最近、アウトドアな趣味にハマっていて。
鈴木:へー!
冬野:バンジージャンプに挑戦したり、ゴーカートのサーキット場に行って運転したりしているんですけど。次は何をしようかなと考えてみたら、富士山に登りたいなと。
鈴木:富士山!?
冬野:今回、映画のロケでも富士山……。
鈴木:あー、ロケ現場が富士山の近くだったもんね。
冬野:そう、近くで富士山を見たんですけど、やっぱりあの頂上に行ってみたいなって、すごく感じたので。しっかり体調を整えて、友達とも予定が合えば、ぜひ一緒に登りたいです。でも、ふもとから登るのはしんどそうなので、できれば8合目ぐらいから(笑)。
通常だと、5合目から登る人が多いと思いますよ。
冬野:あっ、そうなんですね!
鈴木:でも心央、なんだかんだ言いながら登っちゃいそうだよね。普段からアクティブだし、人一倍体力があるから。『ゴジュウジャー』の撮影が終わるまでに行けるよう、がんばって!
冬野:そうだね。

お二人は、撮影で一緒にいる時間も長いと思いますが、“何気なく言ってくれたひと言に救われた”など、グッときたお互いの言動はありますか?
冬野:えーっ、なんだろう!?
鈴木:でも、よくわからないスキンシップはしてます(笑)。
冬野:コミュニケーション的な?
鈴木:そう。心央は、クールそうに見えて距離感が近いんです。
冬野:そうですね、わりとゼロ距離です。
鈴木:気づいたら、僕の真後ろにいたりとか(笑)。
冬野:でも、秀脩も肩を組んできたりします。
鈴木:そうね。
冬野:たしかに、そういうスキンシップで元気が出るかもしれないです。
スキンシップは、撮影現場ではわりと頻繁に?
冬野:よくあります。ふざけたり、モノマネしたり。僕、陸王のモノマネがめちゃくちゃうまいんです!
鈴木:めちゃくちゃうまい……とは言いがたいですけど。
冬野:あっ、言いがたいですか?
鈴木:まぁ、僕もモノマネし返したりしますけど。
冬野:陸王はキザなセリフがたくさんあるので、モノマネのしがいがあるんです。
鈴木:そうなの(笑)?まぁでも、よくじゃれ合ってるよね。
冬野:そうですね、二人でイチャイチャ。
鈴木:イチャイチャ(笑)!?
冬野:はい、イチャイチャ(笑)。
鈴木:でも、撮影で疲れているときとかも、控室でのそういうコミュニケーションが息抜きになっている感じはします。
冬野:うん。お互いに、オンとオフはしっかりとわけるタイプだもんね。

“オン”のときに、お互いのお芝居でステキだなと思うところは?
鈴木:それこそ……。
冬野:(同時に)あの……。
鈴木:あっ、ごめんなさい。どうぞ!
冬野:いや、大丈夫。どうぞ!
鈴木:あっ、じゃあ、僕からいいですか?映画の中で、吠がテガソードに呼びかけるシーンがあるんですけど。傍から見ていても、すごく気持ちがこもっているし、心に響くいいシーンだなって。
冬野:おー!
鈴木:カッコいいなと思いました。
冬野:ホントに!?
鈴木:あのね、アツかった!吠は元々根性があるタイプなんですけど、そのシーンを見たら、きっとアツい男ということが伝わるんじゃないかなと思いました。
冬野:ありがとうございます。秀脩のスゴいなと思うところは、全部です。
鈴木:ホントに~?
冬野:いや、ホントに!陸王のあんなキザなセリフを、ナルシストすぎない感じで自然に言えるのがスゴいなって。身振り手振りとかも毎回ちゃんと考えているし、いつもしっかりしているなと思っています。僕には絶対にできないことだから、尊敬しています。
鈴木:(恐縮しながら小声で)ありがとうございます。

撮影前にスタッフが自己紹介すると、明るく「知ってます!」と言ってくださった冬野さんとにこやかな鈴木さん。撮影では、かっこいい写真もカメラに向けてくださいましたが、戦隊ヒーローっぽいポーズも合間にくださいました。インタビューとは違ったまた息のあったお二人を拝見することができました。
これからも、お茶目で優しい冬野さんと笑顔輝く鈴木さんのお二人のご活躍を応援しております。
初登場ありがとうございました。
冬野心央
ふゆの みお
2003年12月3日生まれ。
最近の出演作に、フジテレビ『モンスター』(‘24)、NHK夜ドラ『VRおじさんの初恋』(‘24)、映画では、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』(‘23)がある。
鈴木秀脩
すずき ひではる
2003年11月7日生まれ。
最近の出演作に、TBS『マイ・セカンド・アオハル』 (‘23)がある。
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©石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
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【作品概要】
作品名:映画『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』
冬野心央 鈴木秀脩 神田聖司 松本 仁 今森茉耶 木村魁希 三本木大輔 まるぴ カルマ
(声)梶 裕貴 KENN 速水 奨
中川翔子/サンシャイン池崎/ゴー☆ジャス/てつや(東海オンエア)
中越典子
原作:八手三郎 脚本:井上亜樹子
音楽:沢田 完 アクション監督:福沢博文 特撮監督:佛田洋
監督:田﨑竜太
:映画「ガヴ・ゴジュウジャー」製作委員会
:ⓒ石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
:ⓒテレビ朝日・東映AG・東映
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿