元木聖也
元木聖也が語る
舞台『THE BANK ROBBERY!
~ダイヤモンド強奪大作戦!~』
Stage of FAST -Stage 1-
ステージ上で輝くイケメンにフォーカスした新連載「Stage Of FAST」記念すべきStage -1は、イギリスから満を持しての初上陸が決まった『THE BANK ROBBERY!~ダイヤモンド強奪大作戦!~』に出演中の、元木聖也に突撃インタビュー!
ミッチ×元木聖也
ロクでなしで救いようのない悪人。「気にくわないことがあったら殺す」という思考回路を持った人です。でも実は舞台の役の中で唯一のツッコミ役。彼がテンポ感を作っている場面も多いんです。「今日のテンションだったらここ!」と、その日の様子を見ながらツッコミを入れていかなきゃいけない。常にアンテナを張っているのでかなり体力を使いますね。(笑)
イギリスで大ヒット上映中の今作。
オリジナルが海外の作品ということで
苦労した部分はありますか?
台本を読んで、こんなに想像がつかなかった舞台は初めてでした。(笑)何せト書きが多すぎて…。というのも、この作品の台本は、イギリスでの上演回数の分だけ練り上げられた台本だと思うんです。演じたことのある人にしか分からないようなト書きも多い台本だったので、本読みの段階では分からない部分ばかりでした。
しっかりと計算された舞台だからこその
ト書きの多さですね!(笑)
日本オリジナルの演出なんかも…?
あります。今回の公演の歌は全て日本オリジナルのものです。イギリス版で歌を歌うのは“ルース”という女性の役のみで他の方は誰も歌っていないんです。もちろんミッチも。主人公のサム(原嘉孝)も最初は歌がなかったんですが、「僕も歌いたい!」と原さんが演出家さんに直談判して出来上がったサムの曲もポイントです。(笑)是非、歌詞に注目して聴いて欲しい!すごく面白いシーンになっていると思います。
直談判!
結構みなさんで話し合って
作り上げられたんですか?
そうですね。いい意味で思いつきのシーンがたくさんあります。演出家と俳優、お互いに話し合ったアイデアが散りばめられている舞台です。
まさにアイデアの宝箱!
そんな、沢山の宝石が詰まった舞台。
見どころを教えてください。
ミッチの見どころは“悪い人”だというところ。ここまで悪い人はなかなかいないんじゃないかな。悪が集結したような人なので、是非悪い人が見たい場合はミッチを見てほしいです。(笑)舞台全体の見どころは“飽きのないテンポ感”ですね。セットごと転換したり、目まぐるしいほどのスピード感だったり、飽きることなく終演まであっという間に感じていただけると思います。きっと見たこともない演出がたくさんあると思うので、そこも是非注目して見て欲しいですね。とにかく新しく、革新的な舞台が出来たと思います!
見どころだらけの舞台。
最後に観劇を楽しみにしている方たちに
メッセージをお願いします。
僕自身、今までで一番稽古場で笑っていると言っても過言ではないほど楽しい舞台です。演出家の小林さんの素敵な演出も含め、とにかくこの面白さを皆さんに見ていただきたい!日々の中で「疲れたな」とか「最近笑えてないな」という方は是非劇場に足を運んでほしいですね。大爆笑してくれること間違いナシだと思います。僕らもステージで思わず笑っているところもありますし、皆さんと一緒に笑いたいところもあるので、一緒に思いっきり笑いましょう!僕個人としては、こんなに悪い役をするのは初めてなので、そこにも注目してくれたら嬉しいです。
『THE BANK ROBBERY!
~ダイヤモンド強奪大作戦!~』
〈あらすじ〉
1958年夏。アメリカ合衆国ミネソタ州。ミネアポリス都市銀行はハンガリー国王子から非常に高価なダイヤモンドを預かることになり、その街のスリ、脱獄囚、泥棒、詐欺師たちが、それぞれダイヤモンドの陰謀を図る。互いの騙し騙され合いが重なり、身元が取り違えられたり、恋の三角関係が巻き起こったり、事態は奇想天外の方向に…果たして誰がダイヤを手に入れることができるのか…!?ハラハラドキドキのサスペンス喜劇!
2019年8月2日(金)~8月12日(月・祝):新国立劇場 中劇場
2019年8月16日(土)~8月17日(日):森ノ宮ピロティホール
演出:小林顕作
出演:原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズjr.)、桜井玲香(乃木坂46)、元木聖也 ほか
https://www.thebankrobbery.com/
元木聖也
もとき せいや
1993年10月6日生まれ。
人の目を惹きつけるコロコロと変わる表情、ずっと聴いていたい柔らかい声と口調を駆使し、様々な役を丁寧にこなす25歳。
※衣装クレジット
オールスタイリスト私物。
※チームクレジット
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:鶴見俊介(VREEA)
スタイリング・ディレクション:町山博彦
インタビュー・編集:満斗りょう