八村倫太郎×増子敦貴
×駒木根葵汰
この2人以外は考えられないという気持ちは、日を増すごとに強くなっている
ダンス&ボーカルグループ・WATWINGのメンバーで、日曜劇場『GIFT』などに出演する八村倫太郎さん。ダンス&ボーカルグループ・GENICのメンバーで、舞台『千と千尋の神隠し』などに出演する増子敦貴さん。ドラマ『25時、赤坂で』や『天狗の台所』で主演を務めた駒木根葵汰さん。3人での共演は映画『ホーム スイート ホーム』が初ながら、プライベートではもともと交流があるということで、和気あいあいとした雰囲気のなか、本音だらけの鼎談となりました。
©2026映画『ホーム スイート ホーム』製作委員会
御三方は以前からの知り合いということですが、『ホーム スイート ホーム』の撮影中、この面子だから生まれた空気感だなと感じることはありましたか?
八村:本読みの段階では、お互いに様子の伺い合いみたいなところもあったんですよ。期待と同時に、自分の芝居に対する不安もあって。でも、撮影中はずっと3人一緒にいたし、ホントに気を遣わなかったです。それによって生まれる信頼というか、なにをしても受けとめてもらえると……2人はどうかわからないけれど、僕は感じていました。
駒木根:3人でごはんにいったときにも話したのですが、この2人以外は考えられないという気持ちは、ホントに日を増すごとに強くなっています。
八村:めちゃくちゃ話しているよね(笑)。
駒木根:ホントに! もういいよってぐらい(笑)。みんなで、大変な期間を同じ熱量で乗り越えたということもあったし。知っている間柄だからこそのワクワク感やプレッシャーを乗り越えた今、もうこの2人じゃないと考えられないなって。
増子:うんうん。
血のつながった役を演じるということに関しては、いかがでしたか?
駒木根:今回の撮影期間は10日間ほどでした。その限られた短い時間のなかで「どれだけ良い作品を残せるか」という点でも、この2人と一緒に挑めて本当によかったなと思います。この3人は優しさや愛に対する感覚や表現がどこか似ている気がするんです。撮影現場でも、本当の家族や兄弟のように血がつながっているように感じる瞬間がたくさんありました。
増子:たしかに。
今回、お互いに新たに発見した一面などもありましたか?
増子:僕は作品を作っていくうえで、現場の空気感がなによりも大事だと思います。この3人は、同い年だからということもあるかもしれないけど、相性がいい。“倫ちゃん(八村)がこの役じゃないなんて考えられない”とか、“僕は、きいちゃん(駒木根)がいなかったら、このお芝居はできなかったな”みたいに感じることが多かったんです。3人ともちゃんと血が通っているから、温かい空気が生まれた。なので、今後もそういうところを大切に生きていくと、僕は誓います。
駒木根:もともと尊敬していた2人でしたが、今作品の撮影をを通じてより一層大好きになりました。
八村:なんか、それって家族みたいだね。
駒木根:そうだね。
八村:この作品を観た人が、そういう僕らの想いを受けとってくれたらうれしいです。
増子:ついつい真面目な話になっちゃうね。
駒木根:幸せなインタビューだ。
みなさんはネクストブレイク俳優と称されることも多いかと思いますが……。
駒木根・増子:うれしいです。
八村:そんなふうに呼んでいただけるなんて。 “早くブレイクしたい俳優”です。
どのような状態になったら、ブレイクしたと実感できるのでしょうか。
駒木根:そう言われると、難しいですね。どうなったらブレイクしたと、自分で感じる?
増子:たぶん、人によって基準……価値が違うよね。
八村:きっとブレイクしたら、その先にまたほしくなるブレイクがあるんだろうけど……俺が今ほしいブレイクは、電車に乗れないとか。
増子・駒木根:あー!
八村:渋谷のスクランブル交差点をフツーに歩けないとか。
駒木根:なるほどね。人だかりができちゃって?
増子:東京ドームって、5万人が入るじゃないですか。それをいっぱいにするって、もちろんすごく壮大な夢だけど、街なかで5万人が寄ってきて……。
八村:いや、それはすげーって!
増子:でもさ、でもさ! 渋谷だったらありえそうじゃない?
駒木根:渋谷に5万人?
八村:それはもう、おまえが東京ドームよ(笑)。
増子:マジか! じゃあ、ほかの例を考えないと……。でも、売れるってなんだろうな。
八村:俺ら、こういう話よくするよね。
増子:うん。ただ、自分の立ち位置がまだまだなことだけはわかる。
駒木根:でも、売れたい理由として最近思うようになってきたのが、自分で選択肢を持てたらっていう。
八村:あ~。
増子:めっちゃわかる!
駒木根:やっぱり売れないと、なかなか思うように取捨選択ができないのかなと。
八村:葵汰っぽいな。自分の作りたいものを作れるとかもね。
駒木根:そうそうそう! 自分で物事を動かせるようになりたい。
増子:やりたいことができるというのもそうだけど、いいものを作ろうと思ったら、いろんなものが必要になるもんね。以前、矢沢さんが東京ドーム公演で言っていたんですけど……。
八村:矢沢さんって、EIKICHI YAZAWA?
増子:そう。「安全なところへ行きたいだけなんだ」って。
駒木根:あー!
増子:たしかにな、みたいな。
駒木根:“安全なところへ行きたい”も、あるかも。
増子:ね! なにも不安が残ることなくチャレンジしたい。
駒木根:ミスチルの桜井(和寿)さんも、「好きな音楽を続けるために売れなきゃ」と言っていたし。だから、自分の好きなことができるようになったらブレイクしたってことなんですかね。
八村:(答えが)出た!
増子:それだ!(拍手)
「これからは、俺たちの世代が引っ張っていかねば」というような意識はありますか?
駒木根:僕はあまりないですね。自分のことすらまだちゃんと見えていないのに、世代を背負うとは、ちょっとおこがましくて言えないな。まだ自分に一生懸命というか……必死です。
八村:うん、マジでそう。
増子:ただ、僕はマイケル・ジャクソンの動画をよく観るんですけど、自分もこんなでっけーことをしてみたいな……ってそんな漠然としたことなら、常に思っています。
駒木根:“変えてやる!”みたいな?
増子:そう。
駒木根:おー! スゴいじゃん。
増子:だって、英語をめちゃくちゃ勉強したら、ワンチャン、アメリカで~とか。わからないじゃん。
駒木根:うん、わからないよ。だから、頑張った人だけが成功するんだと思う。
八村:うん。
増子:でも、そうだよね。行動できるか、できないか。だから、なんでもとりあえず行動してみようと思います。
八村倫太郎
はちむら りんたろう
1999年7月28日生まれ。ダンス&ボーカルグループ「WATWING」のメンバー。
最近の出演作に、テレビドラマでは、TBS系『GIFT』(‘26)、読売テレビ『FOGDOG』(‘25)、TBS系『御上先生』(‘25)、映画では、『他人は地獄だ』(‘24)などがある。TBS『王様のブランチ』にレギュラー出演中。
増子敦貴
ましこ あつき
2000年1月5日生まれ。ダンス&ボーカルグループ「GENIC」のメンバー。
最近の出演作に、テレビドラマでは、日本テレビ系『多すぎる恋と殺人』(‘26)、テレビ東京系『サレタ側の復讐〜同盟を結んだ妻たち〜』(‘26)、テレビ東京系『産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ』(‘26)、カンテレ・フジテレビ系『北くんがかわいすぎて手に余るので、3人でシェアすることにしました。』(‘25)、舞台では、『千と千尋の神隠し』(‘24~‘26)などがある。
駒木根葵汰
こまぎね きいた
2000年1月30日生まれ。
最近の出演作に、テレビドラマでは、NHK『替え玉ブラヴォー!』(‘26)、フジテレビ系『明日はもっと、いい日になる』(‘25)、テレビ朝日系『いつか、ヒーロー』(‘25)、『鬼平犯科帳 本所の銕/密告』(‘26)などがある。また、初舞台の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(‘26~)のヨーロッパ公演、10月1日からスタートするドラマ「天狗の台所Season3」への出演も控える。
撮影の合間はおしゃべりが止まらず、カメラマンの「撮ります!」の声かけでやっとキメ顔をいただけて一安心。インタビューでお話してくださった「自分たちはまだまだ。これからブレイクするぞ」という謙虚な姿勢と意気込みは、とても印象的でした。これから益々飛躍されるであろうお三方を、心から応援しております!そして、阿吽の呼吸で作り上げられた映画『ホーム スイート ホーム』、ぜひ3人のお芝居を劇場でご覧ください。
©2026映画『ホーム スイート ホーム』製作委員会
■作品名:『ホーム スイート ホーム』 9月4日(金)全国公開
■出演:
八村倫太郎(WATWING) 増子敦貴(GENIC) 大原優乃 山谷花純 樫尾篤紀 藤田ハル ドロンズ石本 / 駒木根葵汰 前田公輝
■監督:吉川鮎太
■原作:金沢知樹(舞台「HOME SWEET HOME」)
■脚本:萩森淳
■製作幹事:ホリプロ エイベックス・ピクチャーズ
■配給・宣伝: NAKACHIKA
※Item Credit
【八村】
シャツ¥47,300(ブレイン デッド)、パンツ¥46,200(エーエムダブルビー)、その他(スタイリスト私物)
【増子】
ジャケット¥88,000/パンツ¥58,300
以上2点ともに (CÈDRE)
バングル¥73,150/リング¥33,000
以上2点ともに (VIVIFY/株式会社フレアー)
リング(スカーフにつけた)¥44,000 (A Man)
【駒木根】
Full Look by L’ÉCHOPPE 青山店
※Team Credit
カメラマン:遥南碧
ヘアメイク:
【八村】楢林未奈子【増子】宮川 幸(P-cott)【駒木根】齋藤将志
スタイリスト:
【八村】Kaz Nagai【増子】MASAYA【駒木根】Yuki Yajima
インタビュー:林 桃
記事:林 桃/相澤花菜