松本 仁
画面に出てきたらうれしい俳優になりたい
恋愛リアリティ番組「今日、好きになりました。朝顔編」で注目を集めると、2021年、「男子高生ミスターコン2021」でのグランプリ受賞を機に芸能活動をスタートさせた松本 仁さん。放送中の『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』では、87歳の老人が若返った高校生・猛原 禽次郎/ゴジュウイーグルを魅力的に演じるなど、ますますの活躍が期待される松本さんに、演技の仕事に興味を持ったきっかけや現在の心境、今後の目標まで、あれこれお聞きしました。

本格的に芸能活動を始めるきっかけとなった「男子高生ミスターコン2021」は、お母さまが応募されそうですが、ご自身は芸能活動には興味があったのですか?
もともとダンスをやっていたので、ダンスの大会やお披露目会みたいな舞台に立つことはあったんですけど、俳優にはなりたいという気持ちはまったくなかったです。
ダンスを始めたきっかけというのは?
もともと、母がEXILEさんを好きで、LDHさんのスクールに僕を入れたんですけど。実際に始めてみたら、僕自身もダンスを好きになりました。
スクールに入ったのは何歳のときですか?
保育園の年中のときです。小学6年生まで続けていました。
では、将来的にはダンスに関わる仕事に就きたいと思っていた?
そうですね。でも、(ダンスを)1回やめているんですけど。

「ミスターコン」でブランプリ受賞を機に、本格的に芸能活動をスタートさせました。当時は「ダンスと俳優業、どちらもやっていける人になりたい」とコメントしていましたが、役者のお仕事に興味を持ったきっかけを教えてください。
「ミスターコン」の卒業生のなかには、俳優として第一線で活躍している方もいて、自分も背中を追いかけてみたいと最初は漠然とした憧れの気持ちでした。
実際にお芝居というものをしてみて、いかがでしたか?
最初は堅苦しく考えていたこともあり、難しすぎて楽しくなかったです。いつになったら楽しくなるんだろうって、ずっと暗い気持ちのままでした。
その気持ちは、いつ頃まで続いたのですか?
けっこう最近まで……『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』が始まった当初も、あー、自分にはお芝居は向いてないと感じるときがあってツラかったです。たぶん、役になりきらなきゃいけないという思いが強かったんでしょうね。
それでもやめようと思わずに続けられたのは、何がモチベーションになっていたのでしょうか。
オーディションで選んでいただいたということは、自分のどこかを評価してもらえたということだから。それにがんばって応えようと必死にやっていたら、なんだかんだ今までこられました。

オーディションの合格率は高かった?
高かったです。ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録〜』、『3年C組は不倫してます。』に出演して、そこから『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』なので、ポンポンいっているようには見えるんですけど、2023年は映像作品のオーディションを受ける機会がほとんどなかったんです。そんななかで『君とゆきて~』のオーディションが年末にあったので、これはものにしなきゃ!という思いで受けました。
『君とゆきて咲く~新選組青春録〜』のオーディションは、かなり大変だったようですね。
そうですね。ホントにお芝居のすべてを教えてもらったオーディションです。
ご自身で思うオーディションに合格する秘訣とは?
うーん、取り繕わない!素の自分を見てもらうことです。審査をされる方も人なので、ちゃんと自分を出している人を見たいと思うんじゃないかなって思っています。
現在感じているお芝居の楽しさ、難しさを教えてください。
楽しさは、正解がないところです。いろんな役があって、いろんなシチュエーションがあるので、無限に試行錯誤できる。そこが楽しいし、自分に合っていると思います。難しいのは、自分との勝負というか。台本というのはあくまでも前提で、そこから膨らませていかなきゃいけない。その作業は頭を使うし、想像力がいることで、自分との戦いなので大変です。

誰かに相談することはない?
ないです。
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のキャスト陣とも、お芝居の話はしないのですか?
最初の頃は「難しいな」みたいなことを話していましたけど。なんだかんだ、各々で作り上げてきた感じがあります。
これからもお芝居の仕事を続けていきたいと思った瞬間はありますか?
この間行ったカレンダーの発売イベントでも、「仁くんのお芝居が好きで、元気をもらってます」と言ってくれた方がいて。誰かの元気のもとになっているとか、誰かのためになっているんだと感じられたときに、お芝居をやっていてよかったなって。自分の達成感よりも、誰かが喜んでくれることがうれしいんです。
誰かを喜ばせることが好き?
好きです。自分のものを買うより、お小遣いを貯めて母になにかを買ってあげたりすることに喜びを感じるかもしれない。母には、わりと頻繁にごはんに行こうって誘います。

仲がいいですね!
仲はいいと思います。電話も週3、4回ぐらいはしています。奈良と東京なんで心配かなと思って、自分からかけることが多いです。まぁ、疲れているときは2分ぐらいで切ったりしますけど。
お母さまはうれしいでしょうね。
そうだったら僕もうれしいです。
現在の目標を教えてください。
どんな役も楽しみたい……ツラい役がきても、楽しいと思えるようにやろうという気持ちはすごくあります。『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』がクランクアップしたときに、パイロット監督の田﨑竜太さんから「すべての役を楽しんでください」という言葉をもらったんです。『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』も、ツラい時期もあったんですけど、楽しんでいるときのほうが気持ちが乗ってできていたなと思うので。どんな役がきても楽しもうって。
やってみたい役はありますか?
学園モノで、一見いい人そうに見えるけど、実はイジメっ子で性格が悪い、みたいなギャップのある役。内に秘めているものがあるような役をやってみたいです。あと、最近はダンスを題材にしたドラマとかもあるじゃないですか。そういう作品も魅力的だなと思います。

まだまだ学園モノもやりたいですよね。
やりたいです!やっぱり、この年齢にしかできないものなので、今のうちにやっておきたいです。
理想の役者像はありますか?
僕、阿部サダヲさんが好きで、阿部さんが出ていると、観てみようってなるんです。観る前から“うわっ、絶対におもしろいじゃん!”ってなるし、画面に阿部さんが出てくるとうれしいんです。コメディーでもシリアスな作品でも、想像を超える動きやお芝居をされるから。あっ、だから目標は、“画面に出てきたらうれしい俳優になる”です。
弟の松本一彩さんも「高一ミスターコン2022」でグランプリを受賞し、現在はインフルエンサーとして活躍中です。その存在は刺激になりますか?
いや~、楽しそうにやっているのでいいか、みたいな。刺激……まぁ、自慢の兄でいられるように。“こんなふうになりたい”と思ってもらえる兄でいようっていう気持ちはありますけど。彼は彼で楽しそうにやっているので、ステキだなと思います。

松本仁
まつもと じん
2005年2月14日生まれ。
撮影ではカレンダーの雰囲気とは違った男らしく、少し怪しげな雰囲気でライトなどを組ませていただきましたが、そこに対してもピッタリと合わせてくださる松本さん。後編の階段の撮影はスタッフがはじめに「少し寒いんですけど…」とおことわりを入れると、元気よく、「全然大丈夫です!」明るく返してくださり、元気いっぱいの明るいお人柄だと感じました。これからも、真面目でお芝居に対してストイックに臨まれつつも、取材全体が終わってFASTのスタッフに駆け寄ってお辞儀をしてくださる人間力でたくさんのご活躍を応援しております!初登場ありがとうございました。
最近の出演作に、テレビドラマでは、テレビ朝日『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』(‘25)、『3年C組は不倫してます。』(‘24)、『君とゆきて咲く〜新選組青春録〜 』映画では、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 復活のテガソード』(‘25)がある。
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松本仁 カレンダー2026
発売中
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー
毎週日曜9:30放送中
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:鈴木優華
スタイリスト:MASAYA(PLY)
インタビュー:林桃
記事:林桃/有松駿
