駒木根葵汰
スーパー戦隊シリーズに出演した2年間で
一人の役者として成長できた
2018年にデビューして以来、スーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』の主演をきっかけに幅広い層から支持されている駒木根葵汰さんが、ドラマ『天狗の台所』にて主役に抜擢。「食」がテーマの本作品にちなんだプライベートな質問から、目指す俳優像についてなど深堀りしていきます。
<ドラマ『天狗の台所』>
月刊漫画誌「アフタヌーン」(講談社)にて2021年より連載されている、田中相著の人気同名コミックが待望の実写化。ネクストブレイク必至の若手俳優が続々の木曜ドラマ23『天狗の台所』は2023年10月5日(木)よる11時放送スタート!

『天狗の台所』では
「食」がテーマのひとつとのことですが
駒木根さんは普段、料理はされますか?
します! 今日の朝も味噌汁と卵焼きを作って食べました!
得意料理はありますか?
なんだろうな……。麻婆豆腐とか? ですかね(笑)。
中華がお好きなんですね!
そうなんです。最近は小籠包と餃子にハマっています! それこそ『天狗の台所』で水餃子を皮から作ったのですが、家で自分で作る練習もしましたし。でも意外と簡単なんですよ。それに皮から作ったほうが、餃子一つひとつに愛着というか、気持ちがこもって美味しく感じるんですよ(笑)。ご飯をより楽しめますし、一枚一枚、厚さが変わって食感や味わいも楽しめますし。ただ皮から作るのは一日だけだと難しいので、今度時間があるときにまた試したいですね。

そうですね、それは今も変わりないです。この間、家族と一緒に焼肉に行ったんですけど、そのときにもチャンジャを食べました(笑)。美味しかったです。実はチェンジャが大好物になったのは、父方のおじいちゃんの家に行ったときに毎回出てくるチャンジャがすごく美味しいからなんです。でも最近は忙しくておじいちゃんの家に全然行けていないので、美味しいお店を探そうかな(笑)。

そんなお忙しい中、
お休みの日は何をされることが多いですか?
散歩ですね。散歩しながらアイスを食べたり、古本屋とかレコードショップとかに寄ってみたり、それで帰宅して、自炊して寝る(笑)。そんな感じですね。
どんな街を散歩されるのでしょうか?
下北沢とか、神保町も仕事で行ったときに、古本というより古書みたいな感じの本が置いてあるお店があって、お気に入りです。でも僕、正直本を買っても読まないんですよ。インテリアのひとつとして英語の絵本を部屋に置くのが好きなので、完全に見た目重視で購入しています。

インテリアがお好きなのでしょうか?
そうですね。それから気が早いですけど、僕が小さいころに呼んでいた絵本とかを部屋に置いておいて、いつか自分の子供に読ませたいなと思っていて。そのために購入してみたりもしています。
ご自宅にはインテリアが結構置いてある?
欲しいものとか必要なものとか、割とすぐに買っちゃうので結構ものが増えちゃいますね。でも捨てるのも得意で、月に1回くらいのペースで断捨離するんですよ。

駒木根さんといえば、2年連続で
スーパー戦隊シリーズに出演されましたが、
振り返ってみていかがでしたか?
『機界戦隊ゼンカイジャー』の主役を演じさせていただいた1年間を通して見えたものは、これまでも色々なインタビューでお話しさせていただいていますが、『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に出演させていただいた2年目には、僕にとって恩返しのような意味合いもすごくありました。僕は当時他の作品の現場にも行かせていただいていましたが、僕にとって帰ってくる場所が「スーパー戦隊シリーズ」というか。そこでは樋口幸平くんたち率いる『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』という作品のキャストたちを見守るポジションでした。
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の現場は
いかがでしたか?
改めて1年間にわたってスーパー戦隊の作品を駆け抜ける若者たちを客観的に見て、1年前は自分もこうだったんだろうな、こういうとこで悩んでいたんだろうな、ということを感じましたね。少しは人間としてというか、一人の役者として成長できていたんだな、ということを確認する時間になりました。撮影を終えて、今は大泉学園の東映撮影所に行く機会はほとんどなくなってしまったんですけど、5年後10年後、例えばアニバーサリー企画などの機会にまた戻れたら嬉しいですね。ある意味僕は2年間出演した分の重みを背負ってではないですけど、それぐらいの責任感を持って俳優として活動していきたいと思っています。それから僕が出演した両作品の仲間たちの活躍を知るのも嬉しいですし、僕も負けないように頑張らないとって思えるんです。

憧れのスーパー戦隊シリーズに出演し、
一つ夢が叶ったかと思います。
これからの目標や夢はありますか?
明確にこういう俳優になりたいというイメージはあえて持たないようにしているんですよね。でも、戦争などを描いたドキュメンタリー系の作品にも出演してみたいですし、それから任侠系のドラマにも出演してみたい、という夢はあります!
ヒーローとはまたかけ離れたジャンルですね!
そうですね(笑)。僕は戦争を体験したことはないですが、そういう役を演じることによってしっかりと考えるきっかけになると思うので、お芝居を通してそういった歴史をちゃんと知りたいなと思うんです。任侠系もそうですが、自分があまり知らない人物や世界を、お芝居を通じて体験できるのは実のあることだと思いますし、人生経験として吸収できることだと思います。それに僕より下の世代の方たちに知ってもらうきっかけにもなると思うので、そういう意味でも演じてみたいですね。

駒木根葵汰
こまぎね きいた
雨が降ったり止んだりでかなりの曇天だったこの日。空模様を伺いながらの取材となりましたが、いざ撮影を始めてみると一気に雲が切れて青空に。マネージャーさんが「葵汰は晴男」と仰っていたとおり、葵汰さんの晴れさせる力はかなり強力のようです。予想外の暑さの中、眩しい日差しと闘いながら頑張ってくださいました。ありがとうございました!
2000年1月30日生まれ。
スーパー戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』(‘21)に五色田介人/ゼンカイザー役で主演。その後、スーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(‘22)、ドラマ『商店街のピアニスト』(‘22)、『差出人は、誰ですか?』(‘22)、『星降る夜に』(‘23)、『アイゾウ~警視庁・心理分析捜査官』(‘23)、映画『ネメシス~黄金螺旋の謎』(‘23) などに出演。文化放送「レコメン」に月曜レギュラーとして出演中。

木曜ドラマ23『天狗の台所』
2023年10月5日(木)よる11時スタート
全10話
※BS-TBS、BS-TBS 4Kで同時放送
◆出演
駒木根 葵汰(飯綱 基)
塩野 瑛久(愛宕 有意)
越山 敬達(飯綱 オン)
〇
白鳥 晴郎(基<少年時代>)
市村 優汰(有意<少年時代>)
村山 輝星(比良山 珠緒)
〇
浅茅 陽子(飯綱 式子)<基・オンの祖母>
本田 博太郎(愛宕 連太郎)<有意の祖父>
角田 晃広[東京03](むぎ<声>)
渡辺 真起子(一乃・飯綱・ウィルソン)<基・オンの母>
〇
原田 泰造(エリス・ウィルソン)<基・オンの父>
◆スタッフ
原作:田中 相『天狗の台所』(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
脚本:岨手由貴子、山田能龍、天野千尋、熊本浩武、ナラミハル
監督:長島翔 (「サ道」)、下田彦太( 「エルピス」「ロッパグラム」) 、林田浩川 (「インフォーマ」)、川井隼人 (「ガンニバル」監督「ドライブ・マイ・カー」助監督)
プロデューサー:
鈴木早苗 (「コウノドリ」TBS、「サワコ」「帰らないおじさん」BS-
守澤崇 (「帰らないおじさん」「あなたはだんだん欲しくなる」BS-
五箇公貴 (「サ道」「電影少女VIDEO GIRL」「舟を編む」maroyaka)
向井達矢 (「はるヲうるひと」「スモーキング」ラインバック)
主題歌:「人人」 折坂悠太(ORISAKAYUTA)
音楽: VaVa(SUMMIT, Inc.)
製作:BS-TBS maroyaka
制作:ラインバック
※Item Credit
ジャージ¥29,700/ボディソング
トップス¥16,500/キート(ともにティーニーランチ 03-6812-9341)
パンツ¥33,000/ソル(ジョワイユ03-4361-4464)
ピアス右耳¥19,800[両耳価格]、ピアス左耳¥17,600[両耳価格]/ともにスキャット、ネックレス真ん中¥44,000/ヨハン シルバーマン(すべてティーニーランチ)、ネックレス上¥2,530 、ネックレス下¥5,390/ともにオイル(ジョワイユ)、バングル¥99,000/スキャット(ティーニーランチ)、リング¥14,300/アルカナム(ジョワイユ)
その他スタイリスト私物
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
ヘアメイク:金田紗世子(MAKE ON)
スタイリスト:千葉 良(AVGVST)
インタビュー:小枝指優樹
記事:小枝指優樹/緒方百恵