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NOA
【アーティスト】
現役高校生・藤原大祐が「会いたい人」「話したい人」に自らがインタビュアーとなってお話を聞くこのコーナー。第4回目のゲストはアミューズ内、唯一の同期であるNOAさん。オーディション秘話から2人の将来の目標まで2021年スタートにピッタリのフレッシュトークで『藤原対YOU』初めをどうぞ!
藤原大祐(以下、藤原):今日は来てくれてありがとうございます。多分これを読んでいる方は「何でこの2人?」と思うんですよね。ちょっと、ここで解禁しませんか?実は僕たちが同期だってことを。NOAくんが20歳で僕が17歳、年齢は3つ違うんですけど一応事務所に入った時期的には同期っていう…
NOA:そうだね。今17歳ってことは最初に会った時は15歳とか?
藤原:そうです。中学3年生の時に呼ばれたオーディション会場でNOAくんに会ったんです。
NOA:演技レッスンの時だよね。すごいパワフルな子がいるな~って思ってた(笑)。何か、エネルギーが半端なかった。
藤原:演技レッスンもダンスレッスンもとにかく楽しかったんです。オーディションの時の話ができるのはNOAくんだけなのですごいレアで。
NOA:そっか。そうだよね。お互いにレアだね。
藤原:NOAくんもお芝居してましたもんね。あと、僕、衝撃的だったことが一つあるんですけど、みんながそれぞれに用意したカラオケの音源を流して歌う日があったじゃないですか。みんなカラオケなのに、NOAくんだけ自分で曲作ってきて、しかもハモりの声まで入れてて…。あれは超ずるい!かっこよすぎた!
NOA:あははは(笑)。
藤原:たしか一回目は星野源さんの『恋』を歌われていて、その後に作曲した曲を歌っていて。NOAくんが歌っていたら後ろからNOAくんの声がもう一つ聴こえてくるんですよ(笑)?かっこよすぎて衝撃だった…。あれからちょうど2年くらい?
NOA:そうだね。オーディションは11月12月くらいだったもんね。
藤原:その後、一度だけ事務所で会ったんですよね。
NOA:そうそう。それからも随分経ってるから、本当に久しぶりだよね。
藤原:お互いにすごく良いスタートが切れている気がします。
NOA:うん。本当に。僕もテレビでよく拝見しています。
藤原:こちらこそ、音楽サイトでダウンロードしてNOAくんの曲を聴いてます。
NOA:ありがとう。嬉しい。
藤原:『LIGHT UP』がリリースされた時かっこよすぎたもんな~。NOAくんのことだから「英語の曲は出すだろうな」と思っていたんだけど、まさかコリアンバージョンも出すとは!
NOA:そう、あの時はコリアンバージョンも出させていただいて。MVにもこだわって海で撮影させてもらったの。
藤原:NOAくんのMVって『TAXI』もそうなんだけど、かっこつけすぎてなくてラフに自分で撮ってるみたいな雰囲気じゃないですか。あれって「何か裏設定とかあるのかな?」って気になっていたんです。
NOA:『TAXI』の撮影は指示をいただきながら実際に自分でリモートで撮影したんだよね。裏設定ではないけど、状況に応じて新しい方法にチャレンジしたいな、とは思ってるかな。
藤原:素晴らしい。エンターテインメントだね。ダンボールの箱をスライドするシーンもかっこよかったな~。
NOA:あはは(笑)。ありがとう。
藤原:実は僕も音楽にすごい興味があって。NOAくんは7年間、韓国で練習生として特訓されてから東京へ帰ってきて活動されてるじゃないですか。すごい経歴の持ち主のNOAくんに聞きたいことがたくさんあるんですよ。
NOA:でも、すでに歌めっちゃ上手いよね。歌ってるの観たけど上手かったよ。
藤原:NOAくんに歌上手いって言われるなんて…。将来的には僕も何らかの形で歌を届けたいと思っているんですが、NOAくんは曲を作る時にどこからインスピレーションを受けているのかなって。
NOA:僕は普段聴いている音楽から「自分もこんな音楽を作ってみたいな」と思って作り始めることが多いかな。同じ曲を作ることは絶対にできないから、自分なりにとりあえず作ってみて、そこにオリジナルのカラーを混ぜながらNOAの曲として落とし込んでいくって感じだね。
藤原:「この曲いいな」ってパーツパーツを自分流にアレンジするって感じ?
NOA:曲によるけど、そういった作り方もしてる。
藤原:とりあえず作ってみる派なんだ。
NOA:そうそう。一回作ってみて「あ、これいいじゃん」って。
藤原:じゃあ、まだ世に出てないデモテープとかも…?
NOA:たくさんあるね。僕、作っている曲を途中で止めがちなの(笑)。だから1年前、へたしたら5年前に作った曲をまた作り直したりもするタイプ。
藤原:へぇ~!その曲たちがリリースされるのも楽しみ。NOAくん、今、令和の注目アーティストってすごい言われてるじゃないですか。英語と韓国語も話せるし、完全に日本だけにとどまる人じゃないなって。
NOA:そう言っていただけるのはありがたいし、嬉しい。世界にいきたい気持ちはあります。
藤原:すごい。憧れでございます。
NOA:あはは、ありがとうございます(笑)。
「外に出て、新しい景色や経験に出会うのが好き」
藤原:NOAくんのInstagram見てるとあまりにオシャレすぎて「日本に住んでるの?どんな日常なんだろう?」って思う投稿ばっかりなんだけど、NOAくんって普段何してるんですか?
NOA:そんなことないよ(笑)。でも、とにかく外に出るのがすごい好きだし、曲作ってていっぱいいっぱいになっちゃった時はリフレッシュするために湘南とかに足を運んでるかな。最近は出来てないけど、海に行ってボート見て、美味しいもの食べて帰ってくる、みたいな。
藤原:基本的に曲作りがメインで、その息抜きで外に出るって感じ?
NOA:そうそう。
藤原:他に「めっちゃこれをやっちゃう!」みたいなものはありますか?
NOA:自転車にはすごい乗る。自転車に乗って行けるとこまで行ってみたり、移動手段として乗るというよりは「自転車に乗る」ことが目的なんだよね。よく友達とお台場や舞浜あたりまで行ったりしてたよ。
藤原:えぇ!結構乗りますね(笑)。この記事でNOAくんファンがこぞってお台場と舞浜に来ちゃう…。
NOA:あははは(笑)。家の中でゲームをするのも好きだけど、外に出てどこか新しい場所に行ったり、したことのない経験をしたりするのが好きですね。
藤原:すごいアクティブなんですね。去年の4月~6月くらい、ステイホームの期間があったじゃないですか。その期間って何をされていましたか?
NOA:もともと動画を作るのとかすごい好きだったから、ファンの皆さんの写真を集めて自分の曲に当て込んでビデオを作ってみたり、自粛期間だから出来ることを考えてたかな。
藤原:素晴らしすぎます…!NOAくんの以前のFASTの記事を拝見したんですけど、「スキンケアをすごく大切にされている」って仰っていて「きっとすごいストイックな方なんだろうな」って思っていたんです。家でトレーニングとかってされてるんですか?
NOA:毎日ランニングはしてます。
藤原:それ、だいぶストイックだね(笑)。
NOA:結構、僕、太りやすい体質だからダイエットというよりは今の状態をキープするために走ってるって感じかな。
藤原:確かに、声を出すために体力も必要だし。
NOA:そうそう。そのためにも毎日夜に走るのは日課にしています。
「“Coordinate by 藤原大祐”をさせてください!」
藤原:NOAくんは洋服とかも好きですか?
NOA:洋服に興味はあるんだけど、結構同じ物を着ちゃう派(笑)。
藤原:めっちゃ分かります!気に入った服があったらそれしか着たくなくなっちゃいますよね(笑)。
NOA:そうなんだよね(笑)。あと、誰かにプレゼントで頂いたものだったら「ちょっと着てみようかな」と思うんだけど、自分では何を買えばいいのか分からなくてなかなか買い物に行けない。
藤原:一緒に古着屋さん行きましょ!
NOA:行きましょう、ぜひぜひ!
藤原:僕、洋服好きなのでNOAくんをコーディネートしたいです。
NOA:いいね、お願いします。
藤原:それだけスタイルが良ければ何でも似合いますよ!ちなみに…僕も大きくなりましたよね?
NOA:めっちゃ大きくなった!さっき(入ってきた時)めっちゃビックリした(笑)!
藤原:2年前よりも5、6㎝伸びたんです。
NOA:だよね。もっと小さかった記憶があったもん。顔も前はもっと可愛らしい感じだったけど、大人っぽくなったよね。
藤原:嬉しいです!実は今日、成長を見てもらえるのも楽しみにしてたの(笑)。
「10代のうちにやっていて良かったことは
“語学”の一択」
藤原:20歳になったNOAくんに聞きたいんですけど、10代のうちに何か「やっていて良かったな」ことと、「やっておけば良かった」ことはありますか?
NOA:やっていて良かったのは語学かな。10代でいろんな言語を学んで、しかも使う機会があったのはありがたかった。だからこそ「もっと他の言語も学んでおけば良かったな」とも思う。
藤原:韓国語と英語が話せたら十分だと思うけど。他の言語ってなると、フランス語とか中国語とか?
NOA:うん。そっちの方も習得しておけばよかったなって。もちろん今でも勉強はできるけど、あの頃ほど習得はできない気がする。
藤原:じゃあ、「やって良かったこと」と「やっておけば良かったこと」は語学ですか?
NOA:そうだね。完全に語学一択。
藤原:僕も今、英語をめちゃくちゃ勉強しているんですけど、3ヶ国語話せるのって本当にすごいと思う。
NOA:でもね、やっぱり結構ごちゃごちゃになっちゃうよ(笑)。韓国で日本人の友達と電話していると変換ができないまま話しちゃうから、ふいに韓国語が出ちゃったり。
藤原:人生がインターナショナル!
NOA:あははは(笑)。
藤原:インスタライブでも韓国語や英語で話されていますもんね。僕、この企画が発表になってからNOAくんのInstagramをフォローしようと思っているんです…(笑)。予想できない2人だと思うので、皆さんの反応が楽しみです。
1月29日(金)Release
NOA 1st EP 『Too Young』
藤原:1月29日に新曲が出るとお聞きしました。そのお話を聞かせてください!
NOA:はい。今回、『Too Young』という5曲を収録したEPを出すことになりまして。『LIGHTS UP』、『TAXI』とは違ったテイストの曲も入っているので、また新しいメッセージをこのEPを通してお届けできるんじゃないかな、と思っています。メインの『Too Young』は韓国にいる頃に作っていた曲でもあるので、歌詞は韓国語のままでリリースする予定です。
藤原:へぇ~!他の4曲は全く別の曲なんですか?
NOA:そう。他の4曲は日本に戻って来てから書いた曲で、そっちは日本語と英語をベースに書いている曲になります。
藤原:『Too Young』ってタイトルの意味は何なんですか?直訳すると「若すぎる」ってイメージですよね。
NOA:そう。サビの歌詞で「Too young to be love you」って歌っているんですけど「君と恋をするには幼過ぎた」って意味なんです。
藤原:お~!失恋ソング的な。
NOA:そう。「10代で書き始めた曲だからこそのテーマだな」って思っていて。17歳あたりで書き始めて、一度中断して再度書き始めた曲なんだよね。聴いてくださる方にも経験がある気持ちかもしれないので、ぜひ、自分と重ねながら聴いていただけたらな、と思います。
藤原:29日、常にローディングしながら配信されるのを待っていますね!ジャケット写真も気になるな~…(笑)。ジャケット写真の撮影エピソードなんかはありますか?
NOA:今回は大井ふ頭というところで撮影しました。工場地帯の本当に広い一本道のところで。
藤原:MVもそこで?
NOA:MVもそこで撮りました。今回の曲は結構パワフルなダンス曲なので、そのパワフル感をお見せできるんじゃないかな、と思っています。あと、撮影日の天候が本当に良かったんですよ。画としても最高に綺麗だったので、曲をさらに盛り上げてくれるMVが出来たんじゃないかな、と。
藤原:自粛で家にいる時間が長いので、パワフルな曲を聴いて元気を貰うことが多いんですよ。NOAくんの新曲を聴いて家で踊りたいと思います!
NOA:ぜひぜひ(笑)。
「運命の交差点の話」
藤原:ダンスの振り付けも自分で考えたんですか?
NOA:今回は僕の尊敬しているダンサーさんに振り付けをしていただいて…
藤原:NOAくんって人との関係性が広いよね。『LIGHTS UP』の時も共同で制作していたし。
NOA:そう。友達と一緒にね。
藤原:『TAXI』もtofubeatsさんと一緒で。僕もtofubeatsさん聴いていたからビックリしたんですよ!
NOA:tofubeatsさんとの出会いは本当に運命的な出逢いだったの。
藤原:何それ!聞きたいです!
NOA:僕がアミューズに入る前、2018年?とかかな。たまたま近所の信号待ちで…
藤原:どんな出会い!?どんな近所!?tofubeatsさんとNOAくんが出会う交差点…僕も行きたい…。
NOA:あはは(笑)。僕も「まさか」と思ったんだけど、声をかけるのはさすがに勇気が出なくて。でも「これも何かのチャンスだ」と思ってお話をさせていただいたの。もともとtofubeatsさんにInstagramで「自分はこういう者なんですけど、tofubeatsさんが大好きで」ってDMを送っていたこともあって「あ、NOAくんだよね」って覚えていてくださって。そこからちょこちょこ連絡させていただくようになって。そのご縁で『TAXI』って曲を一緒に作らせていただくことができたんです。
藤原:僕も誰か見かけたら声かけます。
NOA:うん。すごいご縁に繋がるチャンスになるかもしれないからね。
「藤原対YOUのマストクエスチョン」
藤原:では、最後の質問です。NOAくんにとっての夢はなんですか?
NOA:僕はやっぱり「コンサートツアーをすること」かな。海外のファンの方々にお会いすることも難しくなっちゃったから。
藤原:NOAくん、本当に海外のファンの方も多いもんね。通訳さんなしで現地の言葉を話せるから楽しそう。
NOA:うん。楽しいだろうな~って思う。一度イベントはさせていただいたんだけど、まだコンサートはしたことがないので。
藤原:コンサートやる時は行かせてください!
NOA:ぜひぜひ!来てください。
藤原:楽しみにしてます!そして…僕がめちゃくちゃ歌が上手くなってビックになったら、いつかコラボしてくださいね!
NOA:今でも十分だよ。でも、ぜひお願いします。
藤原:先に言っておきます(笑)!同期の2人が組むってすごいことだよね。
NOA:本当に同じ日だもんね。
藤原:NOAくん、急にオーディションに入ってきた記憶があるんですよね。
NOA:そう。すごい緊張しながら行ったもん。
藤原:めっちゃ緊張した~。大人の人がすごい多くて、どういう感じで進んでいくのかも分からなかったし。
NOA:歌も歌うし、ダンスもするし演技もするからって言われたよね。
藤原:でも僕、あの時唯一仲良くなったのがNOAくんなんだよね…どうやって仲良くなったんだろう…。
NOA:帰り道一緒に帰ったよね。
藤原:そうだ。ダンスレッスンでダンスをやったことがある人とない人で分かれて、僕たちだけちょっと難しい振りを習ったから「先生のダンスのお手本動画を交換しよう」って話をしたんだ。で、NOAくんが「LINE交換しよう」って言ってくれて。
NOA:そっか。そうだそうだ。
藤原:あの場は本当に緊張したけど、あの日があったからこその今だと思うと本当に運命だよね。同期2人、頑張りましょう。
NOA:頑張りましょう。
藤原:俳優界と音楽界でニューウェーブを起こしていけるように!
NOA:ニューウェーブ(笑)。新しい風を起こして頑張っていこうね。
PROFILE by Taiyu Fujiwara
NOA
のあ
2000年3月13日生まれ。
実は同期のNOAくん。韓国で7年間歌とダンスを習い、現在は日本にて次世代アーティストとして注目されています。持ち前の語学力を活かして、日本語だけでなく英語・韓国語でも楽曲をリリースしているので、海外のファンの方々も多いそうです!ちなみに、久しぶりに会ったら意気投合して、世の中が落ち着いたらNOAくんのお家に遊びに行く約束をしちゃいました♡(笑)
※Team Credit
カメラマン:鈴木寿教
インタビュー:藤原大祐
ヘアメイク:金田紗世子
スタイリスト:カワセ136
編集:満斗りょう